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2026.06.12 14:00

誰でも育める、「知能を後天的に高める」能動的オープンマインド思考

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思考に関する数十年にわたる研究の中で、高い認知能力の確かな指標としてデータから繰り返し浮かび上がる1つの行動パターンがある。そしてその習慣は、結論に至るスピードとはまったく関係がない。

専門誌『Journal of Educational Psychology』に1997年に掲載された画期的な研究で、心理学者のキース・スタノヴィッチとリチャード・ウェストは、高い知能と最も強く結びつく思考の傾向は「能動的なオープンマインド思考」であることを発見した。これは、自分の思い込みに反する証拠を積極的に探し、不確実性と向き合い、データ次第で結論を見直す習慣的な傾向を指す。

過去30年間にわたってこの発見はさまざまな集団や研究手法で一貫して確認されている。この分野で最も権威ある学術誌の1つである『Journal of Intelligence』に2023年に掲載された包括的レビューでも、この関連性は認知的傾向と測定された知的能力の間で最も確固たる結び付きの1つであることが確認された。

多くの人は自分の知的能力に自信がないと言う。意見を固めるのが遅く、自分の判断を疑いがちで、他の人の結論に達する速さに居心地の悪さを感じる。だがやがてそのような人は確固たる見解を持つ人よりも認知能力の測定で著しく優れた成績を収める傾向がある。その理由を解説しよう。

能動的なオープンマインド思考が知能を高める仕組み

能動的なオープンマインド思考は習慣的に自分が支持する考えと新たな証拠を照らし合わせ、立場を固める前に他の人の見解を考慮し、自分が間違っている可能性を真摯に受け入れる傾向の度合いを反映する。これは単純明快なことに聞こえる。しかし実際にはこれは私たちが持つほぼすべての社会的本能に反するものだ

能動的なオープンマインド思考と知能との関連性が特に注目に値するのは、単にこの2つが相関しているからではない。複数の研究において、その関係の方向性が一貫しているからだ。能動的なオープンマインド思考は、経験則やバイアスが働く課題、判断の正確性を測る指標、科学的推論テストなどにおける優れた推論につながる。これは生まれ持った認知能力を考慮しても変わらない。

つまり、これは単に知能が行動として表れているだけではない。その人がすでに持っている認知能力をさらに増幅させる思考の習慣だ。この区別が重要なのは能動的なオープンマインド思考が意図的に育むことができることを意味するからだ。

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翻訳=溝口慈子

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