オープンマインド思考からくる行動
能動的なオープンマインド思考は具体的で分かりやすい行動として現れる。ただし、必ずしも知能のように見えるとは限らない。
能動的なオープンマインド思考が強い人は、自分の意見を述べる前に暗黙的あるいは明示的に「これについて、実際にどのようなことがあれば自分の考えが変わるだろうか」と自問する傾向がある。もしその問いに答えられないなら、その意見に過度に執着しない。公の場で自分の考えを改めることは恥ずかしいことではなく、知的誠実さの証、つまりアイデンティティに縛られているのではなく、証拠に柔軟に対応していることの表れだととらえている。
さらに彼らは意図的に非対称な対話を求める。異なる職業的背景や前提、人生経験を持つ人と話そうとする。その目的は議論に勝つことではなく、自身の盲点がどこにあるかを見極めるためだ。
一見、こうした行動は優柔不断さや信念の欠如のように映るかもしれないが、研究はそうではないことを示している。専門誌『Personality and Individual Differences』に2019年に掲載された研究では、知能と認知的柔軟性の両方がそれぞれが知的謙虚さを予測する要因であることが明らかになった。特に、反対意見を尊重することや、新たな証拠に直面した際に自らの態度を進んで見直すことに表れていた。
重要なのは、研究者たちが補整効果を発見したことだ。高い知能か高い認知的柔軟性のどちらか一方があれば知的謙虚さを支えるのに十分で、どちらか一方だけが絶対に必要というわけではなかった。2つの道があり、優れた思考力を持つ人たちはいずれの道でも確実に歩んでいるということだ。
オープンマインド思考の習慣を育む方法
一連の研究が示す最も重要な示唆は最も希望に満ちたものでもある。それは、能動的なオープンマインド思考は固定された性格特性ではないということだ。
認知欲求に関する長期にわたる研究の証拠は明確だ。従順さよりも問いかける姿勢を評価する家庭、知的な疑念を欠点ではなく美徳とみなす職場、知識を受け取るだけではなく知識構築の参加者として学習者を扱う教育環境などはやがて認知的関与を著しく高める方向に導く。
つまり、能動的なオープンマインド思考は少なくとも部分的には実践によって培われる。それは自分の考えを覆す情報に意図的に繰り返し触れることで育まれる。「どうやってこの考えを擁護するか」ではなく「何を見落としているだろうか」と問いかけるたびに強化される。そして、正確さよりも確実性を重視する環境下ではその思考は弱まっていく。
有能な人と協働したり、有能な人を率いたい、あるいは育成したいと考えていたりする人にとって重要なポイントは、優れた思考力のサインは私たちがこれまで探すように教えられてきたものとは正反対であることが多いというものだ。自信は能力と見なされ、流暢さは専門知識と見なされる。だが数十年にわたり、さまざまな研究手法を通じて最も一貫して指摘されているより本質的な指標は、間違いを認めるという真摯で実践的な姿勢だ。


