北米

2026.06.09 14:00

スペースXのIPOで笑うのは本社移転したテキサス州ではなく、元拠点のカリフォルニア?

Michael Yanow/NurPhoto via Getty Images

富裕化するスペースXの従業員たち

最近、スペースX株を保有する「約40人」の同社従業員を対象に資産設計セッションを開催したと語るガーバーは、従業員たちが今回のIPOや、過去1年間で4倍以上に急騰した同社の評価額に対して非常に興奮する様子を目にしている。

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「1年前のスペースXの評価額は4000億ドル(約64兆600億円)だった。そこから2兆ドル(約320兆円)近くへと評価額が跳ね上がったことで、ほぼすべての人々が自分たちの資産価値が急増するのを目にしている」と彼は語る。

ガーバーと同社の元エンジニアは、設立22年目を迎えるスペースXはかなり寛大なストックオプション制度を設けており、従業員に臨時の収入を与えるために従業員向けの自社株買いも行ってきたと語る。スペースXと従業員との間で交わされる取り決めは、驚くほどシンプルなものだった。それは、限界まで死に物狂いで働き、その見返りである株式によってその苦労が報われることを期待するというものだ。

「会社はそうしたオプションを積み重ねていく。その結果、スペースXで5年間も働けば、心身ともに疲れ果てることになる」とガーバーは語る。「その代わりに、かなりの量の株式が蓄積され、退職する時には1000万ドル(約16億円)や2000万ドル(約32億円)の資産を手にすることになる。すでに1000万ドル相当の資産を持つスペースXの従業員たちがたくさんいる」。

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株式が公開されれば、単にそれを売却するだけでなく、自分の株式を担保に融資を受けて新しい家を購入するなどの行動を取ることも可能だとガーバーは語る。「彼らが一斉にお金を手に入れれば、マンハッタンビーチの不動産業者たちは大喜びするだろう。なぜなら、彼らはみな家を買うからだ」。

しかし、現職のスペースX従業員の中には高額な税負担を回避しようと行動する者もいる。

「彼らはとても世渡り上手で賢い。一部の人々はカリフォルニア州を去りつつある」と、スペースXの元エンジニアは語る。「IPOが近づいていると知るやいなや、ただ彼らは他の州に移っていった」。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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