両国間の緊張に対するトランプの反応
イランが最初のミサイル攻撃を開始した直後、トランプはFOXニュースのトレイ・イングスト記者とアクシオスのバラク・ラヴィド記者から、イスラエルによる報復の可能性について問われた。イングストの質問に対し、トランプはイランによる攻撃は「確実に交渉の妨げになる」との見解を示した上で、「イランへの提案はこうだ。ミサイルはもう十分に撃ったはずだ。交渉の席に戻り、合意をまとめろ」と述べた。トランプはイランとの合意は間近に迫っているとの認識を改めて示したものの、彼や他の政府高官は何週間も前から合意は目前だと言い続けている。
トランプは加えて、先週停戦が仲介されたばかりであるにもかかわらず、イスラエルがレバノンへの攻撃を行ったことについて「不満だ」とも語った。さらに、アクシオスに対しては、「(イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に)今すぐ電話をかけ、報復に踏み切らないよう伝える。お互いに気の済むまでやり合った。イスラエルもイランもそれぞれ攻撃を仕掛けたのだから、これ以上の応酬は必要ない」と述べている。アクシオスはその後、実際に両首脳が電話で会談し、その中でトランプがネタニヤフに対し、今回の攻撃への報復を控えるよう強く促したと報じている。
フィナンシャル・タイムズとのインタビューに応じたトランプは、米国がイランと合意に至れば、ネタニヤフはそれを全面的に受け入れるほかないとの見方を示した。「決定権を握っているのは私だ。すべては私が決めることであり、彼に決定権はない」と彼は述べ、ネタニヤフにはこの問題に関して「選択肢などない」と付け加えた。また、自身が主導する和平合意への道のりは順調であり、今回のイランとイスラエルの交戦によって交渉が阻まれることはないと強調した。「合意そのものの是非はともかく、今回の件が影響を及ぼすことは一切ない」
国際原油指標の北海ブレント先物は8日早朝に1バレルあたり97.58ドルまで上昇し、前週の6月5日と比べて4.8%以上の値上がりを記録している。


