洋の東西を問わず、男性は背が高いほうがモテる。結婚相談所プラットフォーム事業などを展開するIBJの調べでも、背の高い男性の成婚率は高い。ところが、そこに年収という決定的な要素が加わると、話は逆転する。
IBJは、1万9112人の成婚者データをもとに、男性の身長別成婚傾向を分析し公開した。それによると、たしかに、身長が高いほど成婚率が高くなる傾向が見られるが、高ければ高いほど成婚率が上がるというわけでもない。そこには、162センチメートルと172センチメートルという2つの壁があることがわかった。

身長160センチメートル以下の人の成婚率は27.6パーセントであるのに対して、162センチメートルは32.2パーセントと、4.6ポイントも跳ね上がる。そこから170センチメートルまでは微増傾向にあるものの、ほぼ横ばいで、172センチメートルになるとまた3.0ポイント跳ね上がる。成婚率にはこうした2段階の変化があり、172センチメートル以上になるとまた横ばいになる。
したがって、背が高ければ高いほど成婚率が高いというわけではない。162センチメートル以上なら170センチメートルとそう変わらないわけで、やや低めのみなさんも安心していい。

以上は、あくまで身長だけに限った話。結婚となると、どうしても年収が気になる。男性の年収によって、この身長問題はまったく別の面を見せるのだ。たとえば、身長が160センチ以下で年収が450万円以下の人の成婚率は10.7パーセントときわめて低いが、年収850万円以上となると、160センチ以下の人の成婚率は41.8パーセントに跳ね上がる。じつに約4倍の差だ。
これは、身長172センチメートル以上で年収が550〜750万円の人をわずかに上回る。しかも、年収850万円以上になると、160センチメートル以下の人と、162センチメートル以上の人たちとの差はほとんどなくなる。見事な逆転現象と言える。

だが160センチメートル以下で低年収の人も、「やっぱり金か」と落胆することはない。女性との身長差も成婚率に関係してくるのだ。男性の身長が172センチメートルだったとしても、女性との身長差が20センチメートルともなると、成婚率は大きく下がる。成婚率が高いカップルの身長差は、9〜16センチメートルあたりがもっとも多い。つまり、単に男性の身長だけでなく、このバランスも重要ということだ。
適度な身長差の相手と出会えれば、背の低い男性も大いに期待が持てる。もっとも、良縁は身長や年収だけで決まるものではないが。



