タランティーノが「最近楽しめた」作品として挙げた映画
『Sight & Sound』のエッセイで、クエンティン・タランティーノはハリウッドの最近の作品を批判しつつも、スティーヴン・スピルバーグ監督によるクラシックミュージカルのリメイク版で2021年に公開された『ウエスト・サイド・ストーリー』、そして2024年から順次公開されているケヴィン・コスナー監督の壮大な西部劇『ホライゾン:アメリカン・サーガ 第1章/第2章』を気に入ったと記している(注:第2章はまだ一般公開されていないが、2024年のヴェネツィア国際映画祭と2025年のサンタバーバラ国際映画祭で上映された)。
それ以外については、タランティーノは『Sight & Sound』にこう綴っている。「かつて定期的に訪れていた、あの魔法のような楽しみの世界へ私を惹きつけ、連れ去ってくれるような作品は何一つなかった。あの世界こそが、あらゆる芸術形式の中で映画を最も愛する理由だったのに。最近は本を読んでいる方が有意義だ」
『ウエスト・サイド・ストーリー』と『ホライゾン』は、いずれも劇場の大型スクリーン向けに製作された作品だが、タランティーノはNetflixのオリジナル映画『Rip/リップ』も称賛した。マット・デイモンとベン・アフレックが出演するクライムスリラーで、2026年1月からNetflixで配信されている作品である。
タランティーノは『Rip/リップ』を「私の心を掴んで離さず、緊張感に満ち、最後まで引き込み続けられた新作映画」と評し、マイケル・マクグレイルと共同で脚本を手がけたジョー・カーナハンの演出と脚本を絶賛した。また、撮影監督を務めたフアン・ミゲル・アスピロスの撮影も称えている。
[編集部注]本記事に記載した映画の公開年・月は米国におけるもので、日本での公開年・月とは異なる場合がある。


