雪解けの水たまりで水浴びをするシロフクロウから、エキゾチックなキガシラマイコドリの魅惑的な求愛ダンスまで、野鳥・自然環境保護団体の全米オーデュボン協会(National Audubon Society)が主催する野鳥写真・映像コンテスト「オーデュボン写真賞」で選ばれた8本の傑出した動画は、南北アメリカ大陸に暮らす鳥たちの魅力的な生態を、めったにないかたちで垣間見せてくれる。
このギャラリーには、米国やカナダ、チリ、コロンビアで撮影された素晴らしい鳥の映像が収められており、南北アメリカ全域に広がる鳥類の驚くべき多様性と生息環境の豊かさを伝えている。
鳥は政治的な国境を認識しないため、その渡りは大陸をまたいで生態系と景観、そして人々を結びつけている。そうした現実を反映し、オーデュボン写真賞は2024年に南米諸国にも対象地域を拡大し、新世代の鳥類写真家や映像制作者にも門戸を開いた。
チリとコロンビアは、世界有数の生物多様性に富んだ景観と海洋生態系を擁している。これらの国々と北米の間を移動する多くの渡り鳥は、気候変動、生息地の破壊、生物多様性の喪失によって、ますます脅威にさらされている。
その中には、カナダの北方林からコロンビアの熱帯アンデスへ渡る絶滅危惧種のキマユアメリカムシクイや、北極圏で繁殖した後、越冬のために数千キロメートルを南下してチリへ向かうコオバシギなどが含まれる。
「これらの種は、世界で最も活気に満ち、多様性の豊かな生態系に依存している。そしてそれを守るには、国境を越えた協力が必要だ」と、オーデュボンは説明する。
プロ・アマを問わず写真家と映像制作者が参加できるオーデュボン写真賞は、鳥の美しさを称えるだけでなく、南北アメリカ大陸での鳥類保護という緊急のメッセージも伝えている。このコンペティションは、力強い写真と映像を通じて驚きを呼び起こすとともに、鳥が広大な地域にわたっていかに人々、文化、生態系を結びつけているかを示す。



