史上最高値12万6186ドルから半値以下に下落
ビットコイン価格は現在、2025年10月に記録した史上最高値12万6186ドルから半値以下に下落している。
CoinMarketCapによれば、5月10日以降、世界の暗号資産市場の合計時価総額から約6000億ドル(約96兆円)が消失した。時価総額はピークの2兆7000億ドル(約432兆円)から、6月5日時点で2兆1000億ドル(約336兆円)へ減少した。ビットコインは世界の暗号資産市場を支配しており、時価総額の約58%を占めている。
なお、カルダノのADAトークンも、6月3日に6年ぶりの安値に下落した。かつてはビットコインとイーサリアムに次ぐ世界第3位の暗号資産として評価されていた暗号資産だ。同トークンの直近の売りは、スイスの非営利団体カルダノ財団が、コミュニティ投票の不成立を受けて、主要サミットの中止を発表したことを受けたものだ。同財団は、カルダノブロックチェーンの開発を監督・推進している。
過去1年間の記録的な急騰は、トランプによる暗号資産推進の動きを受けたもの
過去1年間のビットコインの記録的な急騰は、トランプによる暗号資産推進の動きを受けたものだ。トランプは、米国を「世界の暗号資産の首都」にしたいと語っていた。
ビットコインは2025年4月までにトランプ就任後の安値となる7万5000ドル強まで下落したが、暗号資産推進法案への期待から7月には12万ドルを突破し、数日後には12万2000ドル台に上昇した。この急騰は、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT)を含む一部の企業による大規模な暗号資産投資のさなかに起きた。同社は企業のビットコイン準備金を設立するため約25億ドル(約4000億円)を調達すると発表していた。
2025年10月のピーク以降、ビットコインの価値は、現物ビットコインETFへの需要減退と将来の利下げ観測の後退を受けて下落している。


