キャリア

2026.06.10 12:30

Z世代の4割が「AIなしでは仕事不可」と回答、自信を失う若手社員が生き残る条件とは

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携帯電話が登場する前、私と夫はポケットベルを使って連絡を取り合い、「電話して」といったメッセージを伝えるのにコードを送っていた。今では携帯電話を家に忘れたら自分がどれほど携帯電話に頼っているかを即座に実感する。職場においても人工知能(AI)に同じように依存している状況が特に若い社員の間で生まれているようだ。

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Workplace Intelligence(ワークプレイス・インテリジェンス)がGoTo(ゴートゥー)と共同で実施した、従業員およびITリーダー2500人を対象とする調査によると、働くZ世代の4割が「AIなしでは仕事ができない」と感じている。その一方で、ほぼ半数がAIへの過度な依存によって自分が以前より賢くなくなっていると考え、また半数がAI依存で長期的にはキャリアが損なわれる可能性があると懸念していることが分かった。こうした結果は多くのリーダーがすでに組織内で気づき始めていることを裏付けている。つまり、従業員は成果を非常に効率的に生み出せるようになっている一方で、自身の思考力や問題解決能力に対する自信を失いつつある。

働くZ世代の間でAI依存が増している理由

数年前にWorkplace Intelligenceのマネージングパートナーであるダン・シャーベルにインタビューしたこともあって、私は今回の調査結果に興味を持った。過去にダンと話した際には、職場でのつながりや好奇心、そしてテクノロジーが人々に「つながっている」という錯覚を与えつつ孤立を生み出す仕組みについて議論した。その会話の多くは、従業員が人とつながり、コミュニケーションを取り、自立して考える能力への自信を失い始めていることがメインだった。今回の研究は、その問題の次の段階を示しているように思える。なぜなら、多くの若い労働者がAIが自分たちにとって最も必要なスキルそのものを弱体化させているのではないかと疑問を抱き始めているからだ。

働くZ世代の多くはAIツールがすでに日常業務に組み込まれている中で社会人になった。まずブレインストーミングを行い、次にテクノロジーを活用してアイデアを練り上げる代わりに、今では多くの従業員が自分で問題を考え始める前にAIプラットフォームを開く。この変化は人々のコミュニケーションや問題解決、文章作成、そして意思決定への取り組み方を変えている。

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上の世代は困難な課題に取り組み、自力でアイデアを練り、質問や失敗、反復を通じて学ぶことで自信を培うことが多かった。そうした経験は時に苛立たしいものだったが、やがて従業員の判断力や問題解決能力を鍛えるのに役立った。ところがAIはメールや要約、プレゼン、提案、回答などを瞬時に生成し、手間の多くを省く。

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翻訳=溝口慈子

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