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2026.06.11 08:15

ChatGPTやGoogleに推薦されない老舗ホテルの致命的な欠点

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また都市別で見ると、最も状況が深刻な都市では8施設中5施設(62.5%)が推薦ゼロであったのに対し、最良の都市では推薦ゼロが0%と、生成AIからの見つけやすさに62.5ポイントもの開きが生じている。プラットフォーム別では、Google検索の延長線上にあるはずのGoogle AI Modeが、推薦ゼロ比率46.9%と最も高く、ChatGPT(40.6%)やPerplexity(35.9%)を上回った。検索上位に位置しているからといって、必ずしもAIに推薦されるわけではないという状況である。

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ではなぜ、これほどの格差が生まれるのか。同社は3つの構造的要因を指摘する。1つ目は、ホテルの公式サイトに宿泊施設向けの構造化データが実装されておらず、AIが施設情報を正確にデータとして把握できていないこと。2つ目は、客室や設備に関する「一次情報の文章」が公式サイト内で不足していること。そして3つ目は、AIが優先的に参照する特定のメディアや予約サイトのデータに依存しているというソース元の偏りである。知名度に頼り、自社サイトの情報発信を怠っている施設ほど構造的に不利になると言える。

AIの推薦を獲得することは、宿泊施設が予約サイトを介さずに公式サイトからの直予約へ誘導することで、高利益体質へと転換する可能性を秘めている。AIという新たな選別装置への対応は、これからの企業経営における成否を分ける分岐点になるだろう。

出典:Terrace Roots「主要都市ホテルAI可視性調査 第2弾【ホテル編】」より

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文=飯島範久

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