北米

2026.06.05 10:30

トランプが紛争の終結を求める下院決議を非難、「無意味」と一蹴し賛成した共和党議員を批判

Win McNamee/Getty Images

Win McNamee/Getty Images

ドナルド・トランプ大統領は、民主党に同調してイラン紛争の終結を求める決議案に賛成票を投じた共和党議員らを激しく非難し、それを「無意味な」行為だと切り捨てた。この決議案が実行される可能性は低いものの、今回の動きはイラン紛争に対する議会内の不満の高まりを示している。

トランプは4日、トゥルース・ソーシャルへの投稿のなかで、イランへの追加攻撃を阻止するための決議案に賛成票を投じた「4人の不届きな共和党員とすべての民主党員」を批判し、「無意味な投票だ」と一蹴した。

トランプは、この決議案が「紛争を終結させるために私が最終交渉を行う真っ最中」に提出されたものだと主張した。彼は何週間も前から和平合意に近づいていると言明してきたが、双方による攻撃は今もなお続いている。

下院は215対208でこの決議案を可決した。2月にイラン紛争が始まって以来、上下両院は同様の決議を何度も試み、そのたびに失敗に終わってきた経緯がある。

共和党のトーマス・マシー下院議員(ケンタッキー州選出)、トム・バレット下院議員(ミシガン州選出)、ウォーレン・デビッドソン下院議員(オハイオ州選出)、ブライアン・フィッツパトリック下院議員(ペンシルベニア州選出)の4人は民主党とともに賛成票を投じた。

この決議案が実際に実行される可能性は低い。上院を通過するには一部の上院議員の支持が必要であり、仮に上院を通過したとしても、トランプが拒否権を発動することはほぼ確実だからだ。

バレットは3日、今回の投票を理由にトランプから報復を受ける心配はないかと記者に問われた際、「私は自分の良心に従って投票しており、その結果を受け入れる覚悟はある」と語った。クック・ポリティカル・レポートによると、バレットの選挙区は今年の中間選挙における18の激戦区の1つとされている。

米国の1973年戦争権限法は、60日を超える軍事衝突について議会の承認を義務づけている。イラン紛争におけるその期限は5月1日であったが、トランプは4月8日に双方の間で停戦が発効したため議会の承認は不要だと主張してきた。しかし、この停戦の主張にもかかわらず米国とイランの間ではその後も何度か衝突が発生している。こうした状況を軽視するトランプは、記者団に対し、「あの地域では、停戦とは、より穏やかな方法で撃ち合っている状態を指すのだ」と語った。

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翻訳=江津拓哉

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