米国時間6日4日、ハイテク株の売りが広範囲に広がる中でソフトバンクグループの株価も急落し、孫正義の推定資産額は130億ドル以上(約2.07兆円。1ドル=159円換算)減少した。これにより、孫はアジア首位の富豪の座をムケシュ・アンバニに明け渡すこととなった。
ソフトバンクグループの株価は米国の時間外取引(アフターマーケット)で下落したのち、日本の株式市場でも11%以上下落した。同社の株式はナスダックやニューヨーク証券取引所といった主要取引所には上場しておらず、米国では店頭(OTC)市場で取引されている。
この日、世界のハイテク株は全面安となった。台湾のTSMCが1.6%安となったほか、鴻海精密工業(フォックスコン)は4%安、サムスンは1.25%安、SKハイニックスは2.75%安となった。また、米国市場でもエヌビディアが3.6%安、アルファベットが0.8%安、アマゾンは2.5%安と値を落としている。
フォーブスの『リアルタイム・ビリオネア・リスト』によると、この日の株価急落によって孫の推定資産額は138億ドル(約2.19兆円)減少した。4日時点における彼の資産額は865億ドル(約13.75兆円)と推定されており、アジアの富豪ランキングにおいて、アンバニ(約14.2兆円)とアダニ・グループのゴータム・アダニ会長(約13.86兆円)の双方に抜かれる結果となった。
世界の富豪ランキングにおける孫の順位は25位となり、ロレアル創業家のフランソワーズ・ベッテンコート・マイヤーズとその家族(約14.95兆円)、テザーのジャンカルロ・デバシーニ会長(約14.2兆円)、そしてアンバニとアダニの両名に次ぐ位置につけている。
6月1日、ソフトバンクグループは時価総額でトヨタ自動車を上回り、最も企業価値の高い日本企業の称号を手にした。



