経営・戦略

2026.06.05 12:30

マスク、スペースXは「銀河系で最も進んだ文明の一つを創造している」とIPO申請書で宣言

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スペースXが株式公開(IPO)に向けたカウントダウンの中で掲げている最も壮大な主張の一つが、同社は天の川銀河で最も先進的な文明の一つを創造する手助けをしているというものだ。

この並外れた主張は、スペースXの米証券取引委員会(SEC)へのIPO申請書に織り込まれているため、宇宙分野の第一人者である研究者によれば、SEC規制当局がこの申請書の該当部分を調査する可能性がわずかながら存在するという。

世界初の独立した宇宙超大国となった企業の創業者イーロン・マスクは、IPO申請の前夜、スペースXのウェブサイトに掲載した署名入りのミッションステートメントで、この主張を初めて打ち出した。

「スペースXはxAIを買収し、地球上で(そして地球外で)最も野心的なイノベーションエンジンを形成した」とマスクは誇った。「AI、ロケット、宇宙ベースのインターネット、モバイル端末への直接通信、そして世界最高峰のリアルタイム情報・言論の自由プラットフォームを擁している」

スペースXが新たに構築した最先端の宇宙船とAIエージェントの連合は、驚異的な超大規模の衛星コンステレーションの打ち上げを推進するとマスクは示唆した。

「軌道上でデータセンターとして機能する100万基の衛星からなるコンステレーションを打ち上げることは、カルダシェフ・スケールにおけるタイプII文明になるための第一歩だ」とマスクは述べた。「太陽の全エネルギーを活用しつつ、今日の何十億人もの人々のためのAI駆動アプリケーションを支え、人類の多惑星的な未来を確かなものにする文明である」

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しかし、スペースXが人類を「カルダシェフ・スケールにおけるタイプII文明」へと一気に押し上げている、というマスクの主張には問題がある。影響力のあるシンクタンク兼デジタルマガジン「New Space Economy」の創設者で著名な宇宙研究者ブライアン・ハーリーによれば、地球は現在、世界中の天文学者から、タイプI文明にすら到達していないと評価されているからだ。

ハーリーは私に対し、米国の証券規制当局向けに提出されるスペースXのIPO申請書類全体で繰り返されている、最先端の技術文明を育む助けになるというマスクの主張は、銀河全体で高度な地球外拠点を探す天体物理学者や天文学者の支持を一切得られないだろうと述べた。彼らはカルダシェフ・スケールを用い、他の恒星を周回する超高度技術の天文学者や技術者が発する可能性のある「テクノシグネチャー」を探索している。

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