経営・戦略

2026.06.05 12:30

マスク、スペースXは「銀河系で最も進んだ文明の一つを創造している」とIPO申請書で宣言

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この体系は、最初の宇宙時代の黎明期に、ソ連のロシア人天文学者ニコライ・カルダシェフが策定したものだとハーリーは説明する。目的は、天の川銀河の内外にわたり、宇宙航行や惑星規模の工学技術の最前線にある異星社会を観測者が探す手がかりを得ることにあったという。ハーリーは、現代の宇宙産業が世界的に急拡大し、太陽系にまたがるミッションへと広がっていく様子を追い続けてきた世界有数の専門家である。

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カルダシェフの卓見は、高度文明の文化は無数の惑星や恒星系によって大きく異なり得る一方、物理法則は普遍であるため、文明が進歩するほど最終的には自らの惑星で利用可能な全エネルギー(タイプI文明)、恒星系(タイプII文明)、あるいは銀河(タイプIII文明)に存在するエネルギーまで活用するに至る、と見抜いた点にある。その爆発的なエネルギー使用の増大は赤外線望遠鏡で観測可能だという。

カルダシェフと、天文学および地球外知的生命体探査(SETI)におけるその追随者たちは、どの惑星であれ社会が高度化するにつれて、増え続ける人口と世界規模のコンピューティングネットワークに電力を供給するためにより多くのエネルギーを利用し、やがて近傍の世界のテラフォーミングへと進み、最終的には銀河全体に向けて冒険心と植民地を広げていくことを理解していた。

かつてSETIを率いたカール・セーガンとその後継者たちは、地球社会をタイプI文明に到達する途上の、およそ4分の3程度の段階にあると分類している可能性があると、ハーリーは言う。

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さらに彼は、地球と80億人の世界市民は、極めて危険な移行期を進んでいると付け加える。その時代は、熱核爆弾のような高度技術の終末兵器の開発に特徴づけられる一方で、タイプI文明以上へと生き残る社会の特徴だと仮定される、より深い知恵や普遍的な平和の受容が欠けている。

もしイーロン・マスクがカルダシェフ・スケールに関する数十年分の研究を学んでいるのだとすれば、地球がこの高リスクの時代を通過していることを、確実に認識しているはずだ。

スターベース(テキサス州ボカチカの宇宙船開発・打ち上げ施設)で彼が提示した壮大な概要説明の中で、マスクは、戦争の影が地球の運命を暗くするなか、火星を地球外の避難所へ変えるという構想を描き出した。

「生命を多惑星化することには高い緊急性がある」

「会社の包括的な目標は、生命を持続的に別の惑星へ広げることだ。火星が実質的に唯一の選択肢であり、理想的には第三次世界大戦の前にそれを成し遂げたい」とマスクは警告した。

スペースXの主任ロケット設計者は、「地球を消し去る何か──例えば第三次世界大戦、世界規模の熱核戦争のようなもの——が起きる前に」、火星に人類の避難所を急速に築くことが不可欠だと述べた。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の条約コーディネーターであるティム・ライトは、この発表を受けて私に語った。ICANは国連核兵器禁止条約の普及に中心的な役割を果たしたことで2017年のノーベル平和賞を受賞した団体だ。ライトは、膨大なフォロワーを持つイーロン・マスクは反核運動に参加し、地球とその人々を救い、マスク自身がすでに予測している将来の熱核戦争を防ぐために、この条約の普遍的な採択を推進すべきだと述べた。

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