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2026.07.03 13:30

お金のプロが教える「億万長者の7つの習慣」

stock.adobe.com

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富を築ける人と、そうでない人の差はどこにあるのか。才能でも運でもない。答えは、日々の「習慣」のなかに隠されている。

富裕層の人生に伴走してきたふたりの金融プロフェッショナルが、億万長者が実践している7つの習慣や流儀を紹介する。ひとりは、2000人以上の富裕層に資産運用を助言してきた現役プライベートバンカーの濵島成士郎。投資・運用・借金の活用まで、お金を「動かす」視点から富裕層の流儀を語る。もうひとりは30年にわたり実業家富裕層の資産設計と申告実務を支える専門税理士の森田貴子。1000万枚以上の領収書を見てきた経験から、富が増え続ける人だけがもつ価値観と習慣を読み解く。ふたりの視点で共通するのは、目先の損得ではなく、数十年先を見据えた「長期視点」と「信頼の蓄積」こそが結果として最大のリターンを生むという確信だ。厳選した7つのヒントは、あなたの次の一手を変えるきっかけになるはずだ。


2000人に仕えたプライベートバンカー

濵島成士郎|WealthLead代表取締役
信州大学を卒業後、新日本証券(現みずほ証券)入社。4店舗の支店長を歴任後、18年に投資助言会社WealthLead創業。富裕層・経営者に特化した「プライベートバンキング×M&Aアドバイザリー」を展開。日本証券アナリスト協会認定シニア・プライベートバンカー。著書に『現役プライベートバンカーがこっそり教える億万長者の資産運用』など多数。

1. 日々の支出に「投資脳」を働かせる

富裕層は、お金の使い方を「消費・浪費・投資」の3つに分類する。「消費」は生活や仕事に必要な支出で、価値に見合ったお金の使い方。「浪費」は得られる価値が小さい無駄遣いだ。富裕層が重視するのは単純に「安いか高いか」ではなく「自分にとって価値があるか」という判断軸。高級なオーダーメイドスーツは信用力を高める投資であり、一見ぜいたくな会食も「友人との関係への投資」と意味づける。日々の支出を常にリターンと結びつけて考える「投資脳」が身についている。富裕層にとって消費と投資はほぼイコールだ。自分にとって価値のないものには1円も払わない。その徹底した姿勢が、富を守り育てていく。

2. 時間を最も貴重な資源として扱う

時間は、失ったら二度と取り戻せない最も重要な資源だ。だからこそ富裕層は「時間をお金で買う」ことをいとわない。プライベートジェット機を利用したり、ビジネスクラスを使うのも、家事代行や運転手付きの車に支出するのも、ぜいたくではなく広い意味での投資ととらえている。より多くの費用がかかったとしても、生み出された時間で思考の質と創造性を高めることが、支払ったお金以上のリターンを生むと判断しているからだ。何でも自分でこなそうとせず、自分にしかできないことに専念するために、それ以外はお金で解決する。時間をお金で買える人が、やがてより多くのお金を手にする。それが富裕層の揺るぎない信念だ。

3. 出会いに積極的に投資する

人脈を重要な資産ととらえ、質の高い交流の場に積極的にお金と時間を投じる。費用の安い大規模な交流会より、業界著名人が主催する招待制のサミットや、大学への寄付を通じたネットワーク形成を重視する。一見プライベートな支出のようでも「将来の協力関係への投資」ととらえているからだ。深く付き合う人は選びながらも、良いと思った相手とは一対一で腰を据えて語り合う時間をつくる。最初から見返りを求めず、信頼関係を積み重ねた先に自然とビジネスが生まれると知っている。良い人の周りには良い人が集まる。その循環こそが、富裕層のネットワークを強固にし続ける原動力だ。

4. 資産運用で守り、事業で攻める

超富裕層ほど、派手な「攻め」より徹底した「守り」を重視する。株式でも不動産でも、短期の値動きに一喜一憂せず、長期的に腰を据えて取り組むことを基本とする。投資における鉄則は「致命傷を負わないこと」。自分が理解できない複雑な金融商品には手を出さない。年利2%でも元本が大きければ年間数億円のリターンになると冷静に計算し、インフレに負けない堅実な運用を優先する。一方で事業には果敢にリスクを取る。ただしそれは緻密な調査と戦略に基づいた判断であり、値動きを当てにいく「投機」とは一線を画している。資産運用で守り、事業で攻める。この使い分けが富裕層の基本戦略だ。

5. 借金を富のレバレッジとして活用する

「借金=悪」という固定観念をもたず、自分の信用力を生かして低利で資金を調達し、調達金利以上の利回りで運用することで資産を増やす。例えば5億円の不動産をキャッシュで買える力があってもあえてローンを組み、手元資金を運用に回す。金利2%で借りて5%で運用できれば、10年後の資産額は驚くほど変わってくる。融資を受けられること自体が、自分が築いてきた「信用」という財産の証明だ。借金をして浪費するのはNGだが、自分の資産と信用力を最大限に生かしてレバレッジをかける発想が、富を加速させる鍵となる。お金を「使う」のではなく「動かす」という感覚が、富裕層と一般層の決定的な違いだ。

6. 家族と自分に投資する

自己投資こそ最もリターンの高い投資と確信し、生涯学び続ける。超富裕層に共通するのは読書家であること。ウォーレン・バフェットは1日5~6時間を読書に充て、ビル・ゲイツは年間50冊以上を読むといわれる。投資対象は自分だけにとどまらず、子どもの教育にも惜しみなくお金をかける。インターナショナルスクールや海外留学に投じるのは学歴のためではなく、そこで形成される一生ものの人脈と価値観があるからだ。お金は汚いものではなく、感謝の対価としてとらえる姿勢を幼いころから家族で共有する。富をただ残すのではなく、使いこなす「知恵」を次世代に継承することに重きを置いている。

7. 自分の判断軸をもち、チャンスと見たらすぐ動く

一時的な感情に惑わされず、自分なりの明確な判断軸をもって行動する。その軸は膨大なインプットと経験の積み重ねによって磨かれる。チャンスと見たら即断即決する。ゴルフや会食の誘いも、「受けるべき」と思ったらその場で日程まで決める。一度断れば二度目の機会は巡ってこない。積極的に新しい世界へ飛び込み、信頼できる人から勧められたことには素直に行動する。一方で自分の価値観に反するものには毅然と「NO」と言う。仕事を愛し、学びと挑戦をあくことなく追い求める姿勢こそが、巡り巡って富を引き寄せる。富裕層になろうとした人より、夢中になって走り続けた人が、気づけば大きな富を手にしている。

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文=フォーブス ジャパン編集部・加藤智朗(3ページ)

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