働き方

2026.06.11 09:15

下請けが泣いた値上げ交渉で発注元に言われた絶望の言葉ワースト3

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下請けの中小企業や個人事業主など、末端の仕事を請け負う事業者は、なぜだか発注元から冷遇される。この物価高のおり、単価を上げてもらわなければ立ち行かないところまで来ても、発注元は親身になってくれない。そんな末端業者に浴びせられた「絶望の言葉」が寄せられた。

ファクタリングや資金繰り改善コンサルティングなどを提供する企業「ふぁくたむ」は、全国の下請け企業の経営者、フリーランス、個人事業主428人を対象に、物価高における単価交渉と資金繰りに関する実態調査を実施した。それによると、めでたく値上げ交渉が成立して希望どおり値上げをしてもらえた業者は27.6パーセント。それに対して、一部または保留が31.3パーセント、完全に拒否が41.1パーセントだった。

値上げを拒否されたときに相手に言われた「絶望の一言」を尋ねたところ、多い順に次のトップ3が示された。

第1位(38.5パーセント)「それなら、他の安い業者(クラウドソーシング等)に切り替えるよ」
第2位(26.2パーセント)「うちも苦しいんだから、お宅も企業努力(タダ働き)してよ」
第3位(15.8パーセント)「値上げに応じてもいいけど、次からの発注量は半分にするから」

さらに、こんな言葉も寄せられた。
「『お前の代わりはいくらでもいる』と鼻で笑われ、その後の連絡を無視されている」(ITエンジニア)
「インボイス登録を機に消費税分の値引きを強要され、実質的な単価ダウンになった」(建設一人親方)
「『予算がない』と言いながら、その会社の社長はSNSで高級車の納車をアピールしていて殺意が湧いた」(デザイナー)

単価が上がらないことで、自身の生活や会社の資金繰りに危機を感じたことがあるかと尋ねると、「非常に感じた」(45.1パーセント)、「やや感じた」(33.4パーセント)と、感じた人は合計で78.5パーセントにものぼった。たとえ帳簿上は黒字でも、その多くが売掛金である場合は手元に現金がなく、支払いなどが滞る。ヘタをすれば黒字倒産になりかねない。

ふぁくたむは、ここに紹介した脅し文句を投げつけるような取引先は、健全なビジネスパートナーとは言えず、そうした企業への依存度を下げて、取引先の新規開拓を進めるべきだと話す。

それができれば苦労しない、というのが本音だろう。しかし、営業活動は大切だ。個人事業主向けのマッチングサービスなどを利用するのも手だろう。泣き寝入りはつまらない。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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