J・K・ローリング(60):純資産額 1920億円
現在エリソン一族の所有下に入った最も価値ある資産の1つが、「Iconoclast 50」のメンバーであるJ・K・ローリングが生み出した魔法使いの世界を描く人気シリーズだ。
家庭内暴力の被害者であったローリングは、1990年に最初の『ハリー・ポッター』を書き始めたとき、生活保護を受けるシングルマザーだった。シリーズは世界で6億部以上を売り上げ、それぞれ4億ドル(約640億円)から10億ドル(約1600億円)超の興行収入を記録した11本の映画を生み出した。2004年、フォーブスは彼女を億万長者に認定した。しかし、ローリングが多額の慈善寄付を行ったことで純資産は減少し、2012年には「億万長者クラブ」を脱退した。
その後2019年、ローリングはトランスジェンダーをめぐる自身の見解により、オンライン上で激しい誹謗中傷の波に見舞われ、エマ・ワトソンやダニエル・ラドクリフといった映画『ハリー・ポッター』の出演者たちが公然と彼女と距離を置く事態となった。「人々はツイートを書き、Tシャツを着て、プラカードを掲げ、私をトランスフォビア(性的少数者への嫌悪者)と呼ぶだけでなく、私の死を求めてきました」と、ローリングは昨年8月にXに書き込んだ。
しかしローリングは2026年、力強く返り咲いた。新たな『ハリー・ポッター』のHBO Maxシリーズが2027年に放送開始される。フォーブスの試算では、同番組の第1シーズンの制作費は最大1億ドル(約160億円)に上り、原作7巻に合わせてHBOが7シーズンを制作する場合、予算は劇的に膨らむ可能性がある(第2シーズンはすでに5月に制作が承認された)。さらに、オーランドのエピック・ユニバース内「ウィザーディング・ワールド」の3つ目の拡張エリアが昨夏、来場者を迎え入れた。総じて、ローリングの『ハリー・ポッター』フランチャイズは「蘇りの石」に触れたかのようであり、今や書籍、舞台、グッズ、ビデオゲームなどを横断して年間およそ8000万ドル(約128億円)のロイヤリティを生み出している。世界の億万長者リストから13年間外れていたローリングの純資産は、現在12億ドル(約1920億円)に達している。


