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2026.06.04 15:00

「驚くべきペースで崩壊」暗号資産市場から約318兆円が消失、ビットコインパニックを誘発

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ビットコインは、BlackRockによる予想外の売りに見舞われて苦戦する中、注目されてきた1ビットコイン=7万ドルの水準を割り込んだ。

そんな中、マイケル・セイラーのStrategy(ストラテジー)がビットコイン売却で市場を驚かせたことを受け、トレーダーは「より深い調整局面の波」に身構えている。

6〜12カ月前の買い手による売り圧力が回復を阻む

CryptoQuantのアナリストはレポートで、「ビットコイン価格は弱さの兆候を示しており、7万ドル近辺を割り込んで急落している」と指摘した。その上で、6〜12カ月前に購入した層からの大きな供給圧力が、将来の回復に対する「巨大な障壁」になっているとした。

「年初の暴落で損失を抱えたのち、このグループはビットコインが8万ドル近辺まで回復した局面で、取引所に供給を押し出すという安全策を選んでいる。これが潜在的な売り圧力を生み、その後に価格は下方へ調整された。この取引所への流入量は十分に吸収される必要がある。さもなければ、ビットコインはより深い調整局面の波に直面するだろう」。

時価総額は約318兆円、資金は株式市場へ

暗号資産市場は、2025年10月に過去最高の4兆4000億ドル(約699.6兆円。1ドル=159円換算)を記録して以降、合算時価総額から約2兆ドル(約318兆円)近くを失った。

FxProのチーフ市場アナリスト、アレックス・クプツィケビッチはメールでのコメントで、「市場は3月下旬以来の低水準であり、先月半ばに始まった下落モメンタムがさらに進んだことを示している」と述べた。

「資金の関心は引き続き株式市場に向いている。だが、ナスダック100(編注:ナスダック総合指数とは異なる。非金融企業のうち、時価総額上位100社の株式で構成される株価指数)は、かつて密接に連動していた暗号資産の時価総額が警戒すべきペースで縮小しているにもかかわらず、新高値を更新している」。

恐怖・強欲指数が11へ、ロングの損切り注文が狙われる

市場心理を示し、遅行指標ともみなされ得る暗号資産の恐怖・強欲指数は、史上最低水準へ向けて再び急落し、「極度の恐怖」ゾーンの深い領域まで落ち込んだ。

「センチメント指数は11まで急落し、4月上旬以来の低水準となった」とクプツィケビッチは言う。「これは危険な領域であり、ロングポジションのストップロス注文を狙う動きが始まり、その後ボラティリティがさらに大きく上昇する可能性がある。ビットコインから始まったこうした力学は、アルトコインではよりいっそうボラティリティが高まりがちだ」。

一方、ビットコインの30日インプライド(予想)ボラティリティを測るBVIVボラティリティ指数は、米国時間6月2日にほぼ20%急上昇し、2月上旬以来の単日として最大の上昇となった。

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