投資マネーはAI関連株とスペースXのIPOへ向かう
Trade Nationのシニア市場アナリスト、デービッド・モリソンは、「最近は暗号資産を上回るパフォーマンスを示してきた他のリスク資産を投資家が検討しており、利益を得る手段としてそちらが選好されることで、センチメントの悪化が続いている」と述べた。
今月後半には、イーロン・マスクのロケット・AI企業であるスペースXが、注目を集める上場企業としてのデビューを果たすと見込まれている。報道によれば、750億ドル(約11.93兆円)の資金調達と1兆7500億ドル(約278.25兆円)の評価額を目指しているという。
また、ChatGPTの開発元OpenAIと、その最大のライバルであるAnthropicも、それぞれの新規株式公開(IPO)に向けて準備を進めている。
「米国のテック株、とりわけAI関連は明らかな代替先であり、近く予定されるスペースXのIPOもまた、はっきりとした投資対象だ」とモリソンは言う。
6万5000ドルの下支えを割れば6万ドルが意識される
「6万5000ドル近辺にはそれなりの下支えがあるため、ビットコインの強気派はこの水準で価格が落ち着くことを望むだろう。だが、日足のMACD(移動平均収束拡散手法)は、今週の急激な売りを受けて下向きのモメンタムが加速したことを示している。ここを下回って長期的かつ大きく割り込む展開となれば、2月の安値である6万ドルが意識される可能性が高まる」。
Strategyが32ビットコインを売却、株価は連日で下落
Strategyは、5月に示した「ビットコインの一部を売却する」という約束を実行に移し、32ビットコイン(250万ドル[約3億9800万円]相当)を売却した。セイラーによれば、これは同社の物議を醸す高配当の月次配当型ストレッチ株式を「世界最高の信用商品」にする計画の一環だという。
この発表で同社株は6月2日に6%下落し、6月3日朝の市場前取引でもさらに3%下落した。Strategyの株価は、2025年夏のピークから60%超下落している。
Strategyは平均取得価格7万5699ドル(約1200万円)で購入した84万3706ビットコインを引き続き保有しており、暗号資産の機関保有者としては断トツで最大である。これに匹敵するのは、投資家のために80万ビットコイン近くを保有するビットコイン上場投資信託(ETF)の大手、BlackRockのみだ。


