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2026.06.05 11:30

2.5万人のデータで判明 高い知能を持つ人の「誤解」されがちな2つの癖

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多くの人が容易に認識できる知性のイメージがある。決断力があり、冷静沈着で、自分のコントロールの及ばない事柄に動揺することは滅多にない人物だ。そうした人は迷いを見せることなく選択する。困難な状況にも相応の冷静さで対応する。このイメージは直感的なものだが、大部分において間違っている。

高い認知能力に関する研究は知性はより複雑なものであることを示している。研究によると、知性と最も強く結び付けられる習慣のいくつかは表面的にはむしろその逆のように見える。中でも特に目立つのが以下の2つの特徴だ。どちらも社会的なあつれきを生みやすく、誤解されがちだ。そしてどちらもレッテル以上に深い意味を持っている。

1. 「納得できる」まで物事にこだわる

心理学者として仕事をする中で、私は似たような不満をよく耳にする。ただし、それを訴えるのは当事者ではなく、周囲にいる人たちだ。会話が終わり、決断が下されれば、ほとんどの人はそれを受け入れて前に進む。

だが、その場にいる人の中で1人だけは納得のいかない説明や解決されないまま終わった議論、どこか違和感を覚えるのに誰も気づいていないような発言などに何度も立ち返る。周囲の目にはそれは物事を引きずっているように見える。本人にとっても同じように感じられることが多い。

実際に起きていることには、心理学の文献の中で「認知欲求」という名称が付けられている。これは努力を要する思考を求め、それに没頭し、楽しむという性格的な傾向のことだ。さらに重要な点として、理解が不完全なままだと本当に不快感を覚えるという特徴もある。

この概念はアーサー・コーエンらによって初めて体系化され、「関連する状況を意味のある統合された形で構造化したいという欲求」と定義した。そして、この欲求が満たされない場合、「緊張感や欠乏感」が生じ、それが理解を得ようとする継続的な試みを促すことも明らかになった。

これが知性に関して特に重要である理由は、専門誌『Journal of Intelligence』に掲載された2025年のマルチレベルメタ分析で明らかになっている。この分析は複数の研究から得られた2万5000人以上のデータを統合したものだ。分析の結果、認知欲求と流動性知能、結晶性知能、そして一般知能との間に統計的に有意な相関関係が一貫して認められた。つまり、高い認知能力と物事が解決するまで考え続けようとする意欲はセットで現れることが多い。

実際に現れる特徴はその癖そのものだ。真に理解したい気持ちから時期尚早な話の切り上げを拒む。会話が真の答えを得ないまま終わったときや、状況が実際に説明されるのではなく単に片付けられただけのとき、その不快感は神経症的なものでも些細なものでもない。それは認知システムが本来の役割を果たそうとしているにもかかわらず、それが妨げられている状態を反映している。

大半の人はおおよその理解で満足する。だが認知欲求が高い人はそうではない。それは本人の選択ではなく、脳の仕組みによるものであることが研究で示唆されている。

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翻訳=溝口慈子

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