【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

キャリア・教育

2026.07.08 15:15

「月500万円程度稼いでいた」。風俗嬢たちはなぜ性風俗産業で働きはじめたのか

Getty Images

Getty Images

風俗嬢のその後』(坂爪真吾著、ちくま新書)という話題書がある。

帯には、「どうしたら、脱がずに生きていけるのか」の大きな文字。

さらに表紙には、「性風俗で働くことには、昼の世界よりも圧倒的に高額な報酬を手にすることができる可能性がある反面、ストーカー被害や性感染症、社会的な信用といった面での大きなリスクが伴う。彼女たちはなぜ性風俗産業で働きはじめ、どのようにして卒業したのか。実際の体験談から脱がずに生きる方法を模索する」とある。

 

風俗嬢のその後』(坂爪真吾著、ちくま新書)

著者坂爪真吾氏は社会起業家・著述家。東京大学文学部で学んだ時代、上野千鶴子ゼミに所属。『情報生産者になってみた━━上野千鶴子に極意を学ぶ』 (ちくま新書)の共著ももつ。

氏は新宿歌舞伎町・渋谷・池袋などで風俗店のフィールドワークを行うなどした後、風俗店で働く女性の無料相談事業「風テラス」を開始、2022年にはNPO法人化している。

ここではこの『風俗嬢のその後』から一部を抜粋して紹介する。


(「はじめに」より、前略)本書では、かつて性風俗の仕事に従事していた十三名の女性たちへのインタビューを通して、この仕事をはじめたきっかけ、やめたきっかけ、やめた後の生活やキャリアなどを聞き取りながら、以下の二つの問いについて考えていく。

問い1. 性風俗とは何か、どのような存在なのか

問い2. 現代社会の中で、女性が性風俗に頼らず、経済的・社会的・精神的に自立して生きる(脱がずに生きる)ためには、どのような条件が必要になるのか

問い2.に答えるためには、そもそも「脱ぐ仕事」である性風俗とは何か、どのような存在なのかという問い1.に答える必要がある。れっきとした「職業」なのか。太古の昔から連綿と続く「文化」なのか。それとも、許しがたい「搾取」なのか。

この問いに一定の答えを出すことができれば、どのような事情を抱えた女性が性風俗の世界に引き寄せられるのか、そしてどのような条件を満たせばこの世界から卒業できるのか、ということも、自ずと導き出されるはずだ。

次ページ > 中学の頃は、一回二万円でホテルに行っていた

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事