キャリア

2026.06.06 12:00

キャリアが停滞しがちな中堅社員が「リーダー職を掴む」2つの解決策

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あなたは、キャリアへの一歩を踏み出してから10年以上が経過しているとしよう。チーム内では専門家として高く評価され、有能でもある。周囲の人間の誰もが「一人前になった」と言うだろう。しかし、自分自身は足踏みしているような感覚があり、「なぜなのか」と自問自答している。

これが、中堅社員が陥る「ミッドキャリア・クライシス」だ。若手向けの職務に就くには年を取り過ぎているが、リーダー職への道筋もなかなか見えてこないという、何とももどかしい停滞期のことだ。

それ相応の評価を受けないまま行き詰まり、次に何が起こるのかが見通せない。調査によると、こうした現象は実際に起こっており、キャリアが中堅期に差しかかるにつれて仕事に身が入らなくなるプロフェッショナルはかなりの数に上っているという。

しかし、心配は無用だ。今は、岐路に立っているのであって、行き止まりに突き当たったということではない。スランプに陥るのは、現在に至るまで自分の背中を押してくれた戦略が、この先もうまくいくわけではないという合図だ。

以下では、スランプにつながる最大の罠2つを紹介し、その罠から抜け出すためには戦略的にどのような方向転換を図ればいいのかを説明していこう。

「蓄積された経験」の罠

あなたは自分の仕事にあまりにも精通しており、直属の上司は、あなた抜きのチームなど想像もできない。込み入った問題が発生するたびに頼りにされ、チームがこれまで蓄積してきた知識をすべて知る番人のような存在だ。まるで権力を手にしたように感じられるが、実はそれこそが罠と言える。

自分こそは昇進の候補者だと考えているかもしれないが、実際には、貴重すぎて異動させるわけにはいかない存在になっている。チームにとってなくてはならないインフラのような存在だが、インフラとは、そこにとどまって動かないよう設計されているものだ。自分の仕事がキャリアアップの足かせになっている、と多くの人が感じる主な理由は、こうした状況にある。

「評判が部署内にとどまっている」という罠

チーム内では、あなたはスターだ。では、ほかの部署のリーダーたちはどうだろうか。プロフェッショナルとしての評判の届く範囲が直属チーム内に限られているのであれば、上級管理職の人事や、部署横断型のチャンスについて意思決定権を持つ人たちにとって、あなたは存在しないも同然だ。たとえ所属部署で最も有能な人材だったとしても、営業部の部長があなたのことを知らなければ、新しい戦略プロジェクトの候補としては認識してもらえない。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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