スランプから抜け出すための2つの解決策
こうしたスランプから抜け出すためには、現在の職務を深く掘り下げることを止めて、外へ向けた「橋を架ける」ことを始める必要がある。
解決策その1:部署横断型プロジェクトに参加する
まずは、ほかのチームと意図的に連携して働き、自分の認知度を高めると同時に、新しいスキルを身につけることから始めよう。
声が掛かるのを待っていてはいけない。勤務先企業の成功に欠かせない、他の部署と連携できるプロジェクトを積極的に探してみよう。
具体的に何をすべきか。まずは、上司のところに行って、こう伝えてみるといい。「自分たちの仕事が、営業チームにどのような影響を与えているのか、もっと深く理解したいと考えています。営業チームと連携するちょっとした新規プロジェクトで、私が力になれそうなものはありませんか?」
このように動くと、履歴書に書き加えられる項目が増えるし、仲間とのネットワークも築くこともできる。また、自分が所属する部署だけでなく、ビジネス全体を見通しているという姿勢を見せることにもなる。
解決策その2:メンターになって、リーダーとしての資質を示す
リーダー職への準備ができていることを示したいなら、リーダーのように振る舞い始めることが一番の早道だ。そのために効果的な方法は、後輩や新入社員のメンターになることだ。
だからといって、正式なメンタープログラムである必要はない。チームの新しいメンバーを、オンライン上でのコーヒーブレイクに誘ってみよう。自分が精通した仕事に若手が苦労していたら、指導を申し出よう。
周囲の人が成長できるよう手助けすれば、あなたには上級管理職としての能力、つまり人材を育成する力があることを証明できる。自分の価値を、「個人的な能力」から「リーダーとしての実力」へとシフトするわけだ。些細な行動に思えるかもしれないが、昇進の可能性は着実に増していくだろう。
キャリア中堅のプロフェッショナルにとって、スランプとは、新しい戦略を立てるタイミングだという合図にすぎない。「スランプは自分の能力のせいだ」という思考の罠に陥ってはいけない。現在の職務を完璧にこなすことにこだわるのを止め、次のステップに必要なスキルを身につけ、人間関係を築き、認知度を高めよう。
あなたはキャリアに行き詰っているわけではない。キャリアは、次に向けて動き出すのを待っているだけなのだ。成功を祈っている!


