経営・戦略

2026.06.03 17:00

ネットフリックスの広告付きプランが2億人突破、「ブラジルの人口」に匹敵

keBu.Medien - stock.adobe.com

実際、広告はネットフリックスにとって最大級の方針転換の1つだ。この道を選ぶには、広告技術や測定ツールから、営業チーム、広告主との関係構築に至るまで、まったく新しいインフラを一から構築する必要があったからだ。そして、現在の同社の広告事業が到達した驚異的な規模は、いくら強調してもしすぎることはない。

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2億5000万人の視聴者を抱えるネットフリックスの広告付きプランは、ブラジルの人口とほぼ同等の規模に並ぶ。しかも、まだ成長を続けている。

ネットフリックスと広告付きプランの次なる展開

ネットフリックスは5月、広告付きプランの加入者の80%以上が毎週サービスを視聴していること、また新規加入者の約60%が登録時に、より低価格な広告付きプランを選択している実態を公表した。さらに同社は、2027年に広告付きプランを15カ国へ拡大する計画も発表した。

ネットフリックスはまた、より多くの人々を広告へと誘導するために、サービスの収益構造を静かに組み替えてもいる。

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3月に私が報じたとおり、同社は米国のすべての料金プランを対象に、1年強の間に2度目となる値上げを実施した。しかし、広告なしの「スタンダード」プランを2ドル(約320円)引き上げて月額19.99ドル(約3190円)、「プレミアム」プランを月額26.99ドル(約4310円)とした一方で、広告付きプランの値上げ幅は1ドル(約160円)にとどめ、月額8.99ドル(約1440円)とした。

そうした形で広告付きプランを加入者にとってより魅力的に見せることには、おそらく非常に重要な意味がある。

同社は、価格にそれほど敏感でないユーザーからサブスクリプション収益を引き出し続けることができる。だが広告付きプランでは、有料契約者も広告を通じて収益化されている。つまりネットフリックスは、同じ顧客から1つではなく2つの収益源を確保できるのだ。

編集注:なお、本記事内で言及されている価格および値上げ幅は米国市場のものとなる。日本国内におけるネットフリックスの料金プラン(税込み、2026年6月2日現在)は、広告なしの「スタンダードプラン」が1590円、「プレミアム」プランが2290円、広告付き「スタンダード」プランが890円となっている。

forbes.com 原文

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