欧州

2026.06.03 11:30

ウクライナの無人機、ロシア軍後方深くの補給路に地雷も散布 「兵站封鎖」に着手

ロシアの占領下にあるウクライナ南東部マリウポリと南部メリトポリを結ぶ幹線道路に、ウクライナ側が散布したとされる地雷。通信アプリ「テレグラム」に投稿された画像から

ロシアの軍事ブロガーたちは、小型の地雷がばらまかれるだけで主要な幹線道路の輸送が停止しかねないと警鐘を鳴らしている。

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そのひとりである「軍事情報提供者(ボエンヌイ・オスベドミーチェリ)」は、「間欠的に道路に散布される地雷は、たとえ小型のものであっても輸送を麻痺させるおそれがある」と重ねて書いている。道路の点検や地雷除去作業のため、たびたび通行止めにする必要が出てくるためだ。ある補給ルートのどこかに地雷をばらまくと、そのルートを使う車両全体に影響を及ぼし得る。少数の地雷を設置しただけで、幹線道路全体を一時的な閉鎖に追い込める可能性がある。

長く脆弱な補給線に依存する軍隊の場合、輸送を遅滞させるのは車両を破壊するのと同じくらい有効な場合がある。ロシアの別の軍事ブロガー「スペツナズの大天使(アルハンゲル・スペツナーザ)」は、「兵站はほぼ1カ月にわたって混乱しており、後方地域だけでなく前線への補給にも影響が出ている」と記している。

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ドローンによる地雷散布は新しい戦術ではない。ロシア軍もウクライナ軍も数年前からドローンを使って遠隔で地雷原を敷設してきた。2024年にドネツク州チャシウヤル近郊でウクライナ軍第23独立機械化旅団を取材した際、操縦士たちはバンピール(バンパイア)爆撃ドローンからロシア軍の補給ルートに対戦車地雷を投下していた。

ウクライナ軍第60独立機械化旅団のドローン操縦士オレクサンドル・シャトロウシキーは、こうした作戦の規模をさらに拡張できる技術はすでに存在すると筆者に説明した。

「複数の光ファイバー式待ち伏せ攻撃ドローンを1カ所の管制局から運用できるソリューションがあります」とシャトロウシキーは述べ、「爆撃型の固定翼ドローンを使った地雷散布作戦でも同様の運用が可能でしょう。こうした方式はたいへん有効だと思うし、実際、活用できるはずです」と続けた。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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