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2026.06.07 13:00

大手が避ける世界16兆円超のポルノ決済、稼ぐのは無名の中小フィンテック

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成功した企業も売却で壁、投資家が「アダルトと結びつけられたがらない」

アダルトコンテンツ向け決済処理業者の運営には大きなハードルがある。そんな中で成功した決済処理業者でさえ、最終的に出口(売却)を求める際に問題に直面することがある。

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2016年、ショーン・シルバーはアダルト業界を含むハイリスク加盟店をめぐる決済処理市場のギャップを埋めるためにPayment Cloudを創業した。しかし、売却に目を向けると、シルバーは投資家が「アダルトと結びつけられたがらない」ことに気づいた。「あの事業を、自社の取引全体の1~2%を超える規模にはしたくなかった」と彼は語る。「評判の面で、我々の足を引っ張っていた」。それは正しい判断だった。2024年、Payment Cloudは3万のクライアントにサービスを提供するクリーブランド拠点の総合決済大手Kurvに売却された。

ポルノの世界でフィンテック企業であることに伴うあらゆる困難があっても、競合が少ないことが高い手数料につながるため、見返りは通常得られる。「このビジネスは適切に行えば非常に収益性が高い」とビアズリーは語る。2025年、ビジネスのほぼ全体がアダルト分野であるSegpayは10%成長した。同社は2008年の創業3年目から黒字を維持している。Forbesの推計では純利益率を約5%と推定している。より伝統的な分野で事業を行う決済処理業者の純利益率は0.5%だ。

手数料0.5%のNOWPayments、PornHub親会社Ayloも暗号資産を採用

アダルトコンテンツ事業の処理業者には、取引を仲介するために暗号資産の利用に踏み切った、進取の気性に富む業者もいる。NOWPayments(エストニア拠点)は、USDCなどステーブルコインを含む350種類以上の暗号資産を受け入れ、アダルト加盟店に0.5%の定額手数料と「即時オンボーディング」を提供することで従来の決済処理業者を下回っている。

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同社は直接の暗号資産取引を提供しているが、最大のイノベーションは、暗号資産の利点を維持しながらユーザーがクレジットカードで支払えるようにしたことだ。これには、1分以内に加盟店口座に入金されるデポジット、従来の決済処理業者の遅延や凍結リスクの回避が含まれる。クレジットカードで支払うには、ユーザーはカード情報を入力し、簡単なオンラインプロセスで本人確認を行うだけだ。その後、NOWPaymentsはドルを暗号資産に変換してから加盟店のデジタルウォレットに資金を入金すると、CEOのケイト・リフシッツは説明する。

業界最大の加盟店であるPornhubの親会社Ayloは暗号資産を採用している。クレジットカード業界から締め出された後、同サイトは暗号資産の受け入れを開始し、現在は25種類以上の暗号資産に対応している。また同社は、社内の決済処理部門Aylo Billing Limitedを通じて銀行間のACH決済も提供しており、取引は「WTSeTicket」という仮名で表示される。

業界はAI生成ポルノに沸くものの、銀行は受け入れに動かず

暗号資産がアダルト決済処理ビジネスを変えつつあり、それは人工知能(AI)も同様だ。業界は、AI生成ポルノがもたらす収益と、より高い利益率の見通しに沸き立っている。

「我々は常にそれについて尋ねられる。AIポルノサイトを抱えた人たちが、我々のところにやって来る」とNationwideのコペルマンは語る。課題は、AIコンテンツの扱いをまだ決めかねている銀行システムの中で、その関心を収益化することだ。「それは我々の取引銀行が引き受けないものだ。コンテンツを管理する方法が、実際にはない」とビアズリーは付け加えた。

forbes.com 原文

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