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2026.06.02 08:00

オラクル株が年初来高値を記録、創業者ラリー・エリソンは世界第3位の富豪に

Stephen Lam/Getty Images

ラリー・エリソンが築いた巨大帝国

ラリー・エリソンは1977年にオラクルを共同創業し、同社をデータベースの新興企業から世界で最も価値のあるソフトウェア企業の1つへと育て上げた。彼の巨万の富が紡ぐストーリーは、もはや純粋なテクノロジーの領域にとどまらない。息子のデビッド・エリソンが経営するパラマウント・スカイダンスは、エリソン家とレッドバード・キャピタルによる資金的な支援を受けながら、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対して約1100億ドル(約17.49兆円)の買収提案を行っている。これが実現すれば、『ハリー・ポッター』などの人気コンテンツを要するWBDは、CBSやCNN、HBOなどとともにエリソン家が所有する巨大メディア企業の傘下へと統合されることになる。

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その他、ラリー・エリソンはTikTokの米国事業の約15%の持ち分も握る。このように多様なビジネスを所有するエリソン家は、メディアの独占や外国投資のあり方、あるいは億万長者が持つ政治的影響力などをめぐる、さまざまな議論の対象となっている。エリソンはオラクルやテスラの株式の他にも、カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されるテニストーナメントの「BNPパリバ・オープン」や、ハワイ州ラナイ島の約98%も所有する。

2025年9月にオラクル株が急騰した際、エリソンの推定資産額はわずか1日で1000億ドル(約15.9兆円)増加し、1日の個人資産の増加額としては史上最高を記録した。また、この日に彼の総資産は4000億ドル(約63.6兆円)の大台を突破した。

一方、オラクル株の懐疑派は同社が掲げる大規模な設備投資計画に警鐘を鳴らしている。実際、オラクルはその巨額な支出により現在1240億ドル(約19.72兆円)を超える長期債務を抱えている。そのため、オラクル株の将来は同社が建設するAIデータセンターが計画通りに稼働するか、そして、OpenAIのような顧客企業がその費用を支払えるほど十分に速いペースで成長を続けられるかどうかにかかっている。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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