フォーブスの「世界で最も価値あるサッカークラブ」ランキング2026年版で、スペインのレアル・マドリードがスポーツ史に残る記録的な収益を上げ、5年連続で1位に輝いた。上位30クラブの評価総額は870億ドル(約13兆8000億円、1ドル=159円換算)に上り、欧州のサッカークラブには投資家の熱いまなざしが集まりつつある。
地球上のどのサッカークラブよりも多くのリーグタイトルを獲得し、UEFAチャンピオンズリーグ最多優勝を誇るレアル・マドリードにとって、過去2シーズンは失望の連続だった。ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)では2年連続で宿敵バルセロナ(バルサ)の後塵を拝し、欧州大会でも準々決勝での敗退が続いた。しかし、チームの惨状にコアサポーターたちが頭を抱える一方で、チームカラーの白にちなんだ「ロス・ブランコス(白い巨人)」の愛称を持つクラブの運営はかつてないほど好調だ。
2024~25年シーズンの収益は12億6500万ドル(約2010億円)を計上し、すでにサッカークラブとして過去最高だった前年実績から12%増加。フォーブス集計によるスポーツチームの収益総額(インフレ調整なし)で史上最高を記録した。
これによりレアル・マドリードは、優勝賞金2900万ドル(約46億円)がかかったチャンピオンズリーグ決勝(5月31日)の結果を待たずして、5年連続で「世界で最も価値あるサッカークラブ」の称号を手にすることが決まった。レアル・マドリードが同ランキング首位に立つのは直近13回の発表で10回目となる。クラブの現在の評価額は95億ドル(約1.5兆円)で、2位のバルサに20億ドルの差をつけている。バルサは昨シーズン、選手移籍収入を除く収益が10億ドルを超えた史上2チーム目のサッカークラブとなった。
トップをスペイン勢が独占したにもかかわらず、ラ・リーガから評価額ランキング上位30位までに入ったクラブは他に1つしかなく、数では英イングランドのプレミアリーグ(11)、米国のメジャーリーグサッカー(7)、イタリアのセリエA(4)が上回っている。ドイツのブンデスリーガも3クラブがトップ30入りし、残りはフランスのリーグ・アンとポルトガルのプリメイラ・リーガから各1クラブがランクインした。
上位30クラブの平均評価額は29億ドル(約4600億円)で、2025年版ランキングで記録した過去最高額の24億ドルを21%上回った。



