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2026.06.02 11:30

「最も価値あるサッカークラブ」レアル・マドリードが5年連続首位で1.5兆円

ラ・リーガ(スペイン1部リーグ)2025~26年シーズン、対アトレティコ・マドリード戦で先制ゴールを祝うレアル・マドリードのキリアン・エムバペ(左)とヴィニシウス・ジュニオール(Angel Martinez/Getty Images)

それでも、アトレティコの売却や、評価額上位30位に入らなかったチームをめぐる複数の取引からは、投資家の関心が高まりつつあることが見てとれる。フォーブスによる昨年のアトレティコの評価額は収益の3.8倍だった。また、ランキング上位30位以内に入った欧州クラブの評価額の平均倍率は昨年が5.1倍だったのに対し、今年は5.6倍となっている。

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投資家の熱気をいっそう煽っているのが、国内リーグで上位に食い込んだチームが出場できるチャンピオンズリーグなどの大陸規模の大会の収益性が高まっている点だ。チャンピオンズリーグは2027年からメディア権料が20%引き上げられると報じられている。また、相次ぐスタジアムの新設や改修も、地元レベルでの収益拡大を後押しするはずだ。レアル・マドリードや英エバートンは最近、大規模なスタジアム改修を発表した。バルセロナ、英マンチェスター・ユナイテッド、ASローマは今後数年のうちに改修・新設工事を完了する見込みだ。ACミランとインテル・ミラノも歴史あるサンシーロ・スタジアムの建て替え計画で協力している。

もっとも、現時点でクラブ評価額を押し上げている最大の要因は、スポーツチームの所有権獲得に躍起になっている米国人投資家の流入である。

今季のプレミアリーグでは所属クラブの半数以上が、米国人または米国を拠点とする企業による過半数出資を受けている。セリエAは全20チームのうち9チームが、ラ・リーガでもアポロによるアトレティコ買収後は3クラブが、米国人またはカナダ人に支配権を譲っている。米国の投資家は、下部リーグや欧州以外の国でもクラブの買収を始めている。メキシコのリーガMXでは昨年7月に米アトランタを拠点とする投資会社イノバティオ・キャピタルがケレタロを買収し、12月にはニューヨークの投資会社ジェネラル・アトランティックがクラブ・アメリカの株式の49%を取得した。

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ある欧州サッカー関係者は、「スポーツ好きで資金力のある米国人はたくさんいるが、こうしたオーナーの多くにとって米国市場はほぼ閉ざされている」と語る。「ノースカロライナ州出身の米国人富豪にとって、USL(ユナイテッドサッカーリーグ)に所属する地元クラブを買収するには恐らく資金が足りず、MLSクラブの買収には間違いなく手が届かない。それは今や資産が数十億ドルある人々の領域だからだ」

「だが、たとえ下部リーグのチームであってもイングランドのサッカークラブを収益の1倍で買収できるなら、USLのクラブが収益の7~15倍で取引されていることを考えれば、迷う余地はないだろう」

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翻訳・編集=荻原藤緒

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