AI

2026.06.11 14:00

OpenAIのIPO、個人投資家が知っておきたい「5つのポイント」

Photo Agency - stock.adobe.com

(4)OpenAI IPOへの投資における3大リスク

OpenAIのIPOはリスクの高い投資となる可能性が高い。経営陣が四半期ごとに投資家の期待を上回り株価を押し上げられるかどうかという一般的なリスクに加え、同社には以下のような固有のリスクがある。

advertisement

ガバナンスと企業構造のリスク

OpenAIはすでにガバナンスの不安定さを経験している。拙著『Brain Rush』で書いたとおり、2023年にはCEOサム・アルトマンが一時的に解任され、その後復帰した。最近では、ニューヨーカー誌が、アルトマンと共に働いた人々からの著しい不信感について報じている。

マイクロソフトへの依存

Windows Centralによると、ソフトウェア大手からの当初130億ドル(約2.08兆円)の投資に基づいて構築されたマイクロソフトとのパートナーシップが悪化した場合、OpenAIは計算能力、資金調達、企業向け販売チャネルへのアクセスが困難になる可能性がある。

主要人材の離脱と人材流出

OpenAIは幹部の入れ替わりを経験しており、2024年にはAI安全性研究者の約半数を失い、最近ではケビン・ワイルのような主要人物が退社した。社内の軋轢が続いたり、優秀な研究者がライバル企業に流出したりすれば、OpenAIがより優れたAIモデルを開発する能力が直接脅かされる。

advertisement

(5)IPO後にOpenAI株を購入する方法

同社が上場すれば、投資家は証券会社を通じて株式を購入できるようになる。その方法は以下のとおりだ。

証券口座を開設:Fidelity、Charles Schwab、Robinhoodなどの主要オンライン取引プラットフォームで登録する

資金を入金:投資に充てる資金を準備するため、銀行から証券口座に資金を移す

買い注文を出す:OpenAIが上場する日にログインし、新たに発表されるティッカーシンボルを検索して、希望する株数の「買い」注文を出す

ただし、これだけではIPO時に株式を購入できない可能性がある。上場前の初値で株式を取得することは、一般投資家にとって難しいからだ。そうした株式は通常、IPOプロセスを担当する投資銀行の優良顧客に割り当てられる。

従って、マイクロソフトのようにOpenAIと大規模なパートナーシップを結んでいる上場企業に投資することで、間接的なエクスポージャーを得る方が現実的かもしれない。

OpenAIのIPOは史上最大級となる可能性が高く、メディアの注目を大いに集めるだろう。同社は競争に直面し、巨額の損失を抱え、多大な財務上の義務も負っているため、上場直後に株式を購入するリスクは非常に高い。

一方で、同社が今後数年にわたり、四半期ごとの売上高と利益成長で市場予想を上回り続けることができれば、IPO投資家は大きな報いを得られる可能性が高い。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事