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2026.06.09 12:00

販売激減でもテスラ株が上がる理由 投資家が狙う自動運転とロボットの将来性

Oksana - stock.adobe.com

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テスラは長年、失敗することなどない自動車メーカーのように見られてきた。同社は世界の自動車業界を一変させ、電気自動車(EV)をクールで魅力的な存在にした。また、無線通信を介してのソフトウェアアップデートを画期的な車載機能にし、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスクを世界で最も有名な経営者の1人へと押し上げた。

だが2026年になり、同社を巡ってある疑問が強まっている。それは、テスラは自動車ブランドとして衰退しつつあるのか、それとも自動車メーカーを超えるはるかに大きな存在へと変貌しようとしているのか、というものだ。

答えはおそらくその両方だ。

販売は苦戦、欧州では27%減

テスラの従来の自動車事業は明らかに苦境に立たされている。同社の2025年の世界販売台数は前年比で大幅に減少し、欧州では約27%減、米国でも10〜15%減少した。米紙ニューヨーク・ポストによると、世界販売台数は約9%減の164万台となり、中国のBYDに「世界最大のEVメーカー」の座を奪われつつある。

マスク率いるテスラは現在、複数の問題に同時に直面している。中国勢との激しい競争、欧州や北米の一部地域でのEV需要の鈍化、製品ラインアップのマンネリ化、価格競争、マスクを巡る政治的論争──そしてテスラの技術的優位性の維持に対する懐疑的な見方の強まりだ。

最大の課題は中国

テスラの上海工場はかつて同社の世界的な成長の原動力と見なされていた。だが現在では中国メーカーがより速く動き、迅速かつ積極的に革新を進め、価格面でもテスラを下回るケースが増えている。シャオミ、シャオペン、BYDといった企業は高度な運転支援システムや洗練されたインテリア、超高速充電技術を搭載した車両をテスラが対抗しにくい価格帯で投入している。

テスラの中国市場での販売状況も複雑になっている。ここ数カ月、上海工場の生産が好調だと同社は報告しているが、その多くは中国国内の需要に応えるものではなく輸出向けだ。ロイター通信によると、2026年4月だけでも上海工場からモデル3とモデルYを7万9478台出荷し、前年同月比で36%増加した。加えて、中国の消費者が国産ブランドをますます好むようになるにつれ、テスラの中国国内での販売は著しく低迷している。

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翻訳=溝口慈子

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