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2026.05.30 10:00

Xが「盗用コンテンツによる収益化」の取り締まり強化、不正アカウントの処分を発表

Beata Zawrzel/NurPhoto via Getty Images

Beata Zawrzel/NurPhoto via Getty Images

Xのプロダクト責任者は米国時間5月29日、フォロワー数が200万人近くにのぼるアカウントの収益化を停止したと発表した。このアカウントは、他の小規模クリエイターが撮影したブルー・オリジンのロケット墜落動画を盗用し、独自のウォーターマーク(透かし)を入れて投稿していた。Xは大量の盗用コンテンツを用いて不正に収益化を行うアカウントへの取り締まりを強化している。

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Xのプロダクト責任者であるニキータ・ビアは29日、フォロワー数約200万人のアカウント「Disclose.tv」の収益配分プログラムを停止したと発表した。このアカウントは、Spaceflight Nowのカメラマンであるアダム・バーンスタインが撮影した、ブルー・オリジンのロケット墜落動画からオリジナルのウォーターマークを消した上で再投稿していた。

独自のウォーターマークを入れたニュース動画を定期的に投稿するDisclose.tvは、みずからのアカウントについて、「有力な情報源からの動画」を使用したドイツ拠点の「速報ニュースのまとめサイト」であると説明する。しかし、ファクトチェック・サイトのポリティファクトなどは同アカウントを「フェイクニュース」メディアと呼んでいる。

先週、ビアはXへの投稿で「収益配分プログラムの仕組みを悪用し、より小規模なアカウントが投稿したコンテンツを機械的に再投稿する大規模アカウント」を特定したと述べ、これらの投稿によって獲得されたインプレッションはオリジナルのクリエイターへと還元されるとした。

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有料ユーザーのみに開放されるXの収益化システムは、多くのフォロワーを抱え、広く消費されるコンテンツを投稿するユーザーに報酬を支払う仕組みだ。

ビアは今週はじめ、「400万人のフォロワーを持つアカウントが1日あたり600本の動画をダウンロードし、再投稿」することによって、小規模クリエイターが不利益を被っていると指摘し、そうした悪質なアカウントを「根絶する」と宣言した

また、ビアは4月の投稿で、他人のコンテンツの「まとめアカウント」に対する支払額を従来の60%まで削減したと明かし、次の支払いサイクルではさらに20%削減すると公言している。

Xが収益化を停止したアカウント

ビアは今週はじめ、過去6カ月間にわたり小規模なアカウントから盗用した数千本もの動画をウォーターマークを消した上で無断転載していたとして、400万人以上のフォロワーを持つ「@Rainmaker1973」の収益化を停止したと発表した。ビアは投稿の中で、「これ以上恥知らずな行為はない。あなたがクリエイタープログラムに参加していられるのは、今日が最後だ」と断じている。このアカウントは29日付けの投稿の中で反論し、ビアによる告発を「嘘」だと呼び、知名度を上げるために動画を転載してほしいと小規模アカウント側のほうから頼まれたのだと主張した。

「Dom Lucre」のアカウント名で活動するドミニク・マギーもまた、Xによって収益化を停止されたとの不満を訴えている。ビアはこれに対し、収益化を停止した理由はマギーがAIによって生成された戦争関連の動画を転載したためだと説明した。マギーが収益化停止について不満の投稿を続けると、ビアは「(彼の)暴走ぶりは最高のコンテンツだ」と皮肉った。ニューヨーク・タイムズは昨年、誤情報や陰謀論を頻繁に投稿するマギーについて、170万人以上のフォロワーを抱える人気アカウントで、以前はXの収益化によって年間約5万5000ドル(約876万円)を稼いでいたと報じている。

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翻訳=江津拓哉

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