Claude、国防総省との対立でダウンロードが前週比55%増
Claudeは2026年初め、Anthropicが契約紛争をめぐって国防総省と公に衝突したことで、アプリのダウンロード数が急増した。同件によりチャットボットとしての知名度が高まり、AI企業とトランプ政権の間で現在も続く対立の火種となった。
2月にはAnthropicのダリオ・アモデイCEOがブログ投稿で、Anthropicの技術を国内での大規模監視に用いること、ならびに自律型兵器の動力として政権が用いることに異議を唱えた。これに対し、国防長官ピート・ヘグセスが迅速に反発し、Anthropicを国家安全保障上のサプライチェーンリスクに指定した。ドナルド・トランプ大統領は、同社を「急進左派でwokeな」企業だと呼んだ。
Similarwebのデータによると、その後1週間でClaudeアプリのダウンロード数は前週比55%増へ急伸した。同じ期間に、ChatGPTのアプリダウンロード数が5.6%減少した。OpenAIは、Anthropicとの衝突の最中に国防総省と合意に至ったことが背景にあり、ChatGPTのボイコットを呼びかけるユーザーも一部にいたという。
競合からユーザーを奪うためのデータインポート機能
国防総省をめぐる騒動の最中、Anthropicは、他のチャットボットからClaudeへデータをインポートできる機能を発表した。これによりClaudeは、ユーザーの背景や好みに即座に慣れ、競合からユーザーを奪う狙いがうかがえる。Anthropicの特別プロジェクトマネージャー、グレッグ・ファインゴールドはこの更新をXで共有し、「乗り換える準備はできた?」と投稿した。
OpenAIとAnthropic、2026年のIPOを目指す
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先週、事情に詳しい匿名の関係者の話として、OpenAIが近く新規株式公開(IPO)の申請準備を進めており、9月までの上場を目標としていると報じた。WSJはまた、2026年第2四半期に初の黒字化が見込まれると報じたAnthropicも、2026年のIPOを目指していると伝えている。


