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2026.06.03 10:15

「界隈」はZ世代だけのものではなかった 購買を動かすコミュニティの正体

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「界隈」という言葉を聞いて、Z世代やティーンのものだと思う人は多いだろう。SNSで特定のジャンルやテーマを共有するコミュニティとして広まったその文化が、実際には世代を超えて消費行動の基盤になっているかもしれない。

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界隈マーケティングを手がけるKEENが実施した調査が、その実態を浮かび上がらせた。

若年層にとどまらない広がり

「界隈に所属しているといえる行動を日常的にしているか」という問いに対し、全体の約8割が「している」と回答した。10代〜20代では9割超と高いが、注目すべきは上の世代だ。

30〜40代でも約8割、50〜60代でも平均して約62%、5人に3人が何らかの界隈に属している自覚を持っている。特定ジャンルのSNSタグを定期的にチェックする、同じ関心を持つ人の動向をフォローする。そうした行動は、年代を問わず日常に溶け込んでいた。

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購買につながる信頼の厚み

所属が広がるだけなら、単なるコミュニティの拡大でしかない。だがデータが示したのは、それが購買行動に直結しているという事実だ。

界隈に所属していると回答した人の91%が、界隈内の情報を参考に商品を購入した経験を持つ。

理由として多く挙がったのは「情報の専門性が高く一般的なレビューより信頼できる」「自分と趣味嗜好やライフスタイルが近い人が語っている」という声だ。



界隈は検索結果でも広告でもなく、同じ文脈を生きる人たちの体験が流通する場所だ。その信頼の厚みが、購買の後押しになっていることがわかる。

参考にしたジャンルは女性では「食品・飲料」「美容・コスメ」が、男性では「コンテンツ」「家電・ガジェット」が多く、領域は違えど構造は共通だ。

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文=池田美樹

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