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2026.06.18 13:15

片山大臣の英語テクニック、彼女はダボス会議の発言で「異文化の溝」をどう埋めたか

(写真は"The 2026 IMF/World Bank Spring Meetings"から、Getty Images))

英語の行間と<本論>

簡単な復習になるが、ローコンテクスト流のコミュニケーションでは、次のような流れで話が構築されることが多い。

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1.背景

2.主張

3.本論

4.議論

5.結論

この構成は、「ストレートな表現」を生み出すための土台である。日本語における「空気を読む」というコミュニケーションルールの英語版、と考えるとイメージしやすいかもしれない。

話す側はこの構成で考えを整理し、聞く側もまた、このような構成で話が展開されることを期待しながら聞いている。もちろんイレギュラーはあるが、基本的にはこの順番も尊重される。

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この構造を無視して話を進めることは、日本語で言えば「空気を読まずに会話する」ことに少し似ている。コミュニケーションの停滞や誤解、認識のズレにつながりやすくなる。

例えば次のような会話を見てみよう。

1.背景

いやー暑いね。(今から話すことは「暑い状況」にいる上での話ね、と説明している。)

2.主張

俺、アイスクリームが大好きなんだ。

3.本論

暑い時に頬張るアイスは体の熱を奪ってくれるよね。

また甘さが体力を与えてくれるように感じる。

さらにアイスクリームの口溶けも大好きなんだ。

4.議論

暑い中汗をかいて少し疲れた時にアイスクリームを食べたくない奴なんているのかな?

5.結論

あぁ、俺はアイスクリームが大好きだ。

本稿で掘り下げたのは、この<本論>の部分である。

<本論>とは、自分のメッセージや考えを支える「理屈・理由」の部分とも言える。すなわち、「なぜ自分はそう考えるのか」を説明する場所だ。

したがって、この<本論>が良ければ良いほど、自分の<主張>は相手に明確に伝わる。

実際のレッスンやコンサルティングでは、この感覚を身につける練習として、二文ショートエッセイなどを行っている。

まず自分の<主張>を述べる。次に Because を使って<本論>を展開する。

例:

I like ice cream.

Because I love the smooth texture and it refreshes me when it is hot.

このような練習を繰り返すことで、「どのような理屈が相手に伝わりやすいのか」を体感的に学んでいくことができるのだ。

次ページ > 良い<本論>とは何か

文=松樹悠太朗 編集=石井節子

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