経営・戦略

2026.05.28 10:30

著名投資家アックマンのユニバーサル・ミュージック買収案に暗雲、大株主が提示額に不満

Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

買収の実現可能性には疑問の声も

もっとも、一部のアナリストは以前からこの買収提案の実現可能性を疑問視していた。スクエア・グローバルのアナリストを務めるニコラ・マルムレックは4月、ブルームバーグに対し、ボロレ側の支持がなければこの提案は「最初から破綻しているように見える」と語り、ボロレがアックマンの提示した条件を受け入れるとは思えないと述べていた。

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アックマンは2021年にUMGへの関心を示し、同社株の10%を取得する意向を発表していた。当初は自身のSPAC(特別買収目的会社)を通じて株式を取得する予定だったが、規制当局からの反発を受けてパーシング・スクエア経由での取得に切り替えた経緯がある。

アックマンは同社の取締役を務めていたが、他の業務との兼ね合いを理由に2025年に辞任した。在任中、彼はUMGの上場先をニューヨークに変更するよう働きかけ、「(UMG株は)米国に主要上場先を持っていないことが主な原因で流動性が限られ、本来の企業価値を大幅に割り込む水準で取引されている」と主張していた。

運用資産200億ドル(約3.18兆円)を誇るヘッジファンド、パーシング・スクエアの創業者であるアックマンの推定資産額は90億ドル(約1.43兆円)だ。一方、ヴァンサン・ボロレとその一族の推定資産額は107億ドル(約1.7兆円)に上る。ボロレ・グループは1822年に製紙メーカーとして創業された。

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forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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