リッチリスト

2026.05.26 17:00

ロナウドが頂点、大谷翔平も健闘──2026年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10

(写真左から)リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、カネロ・アルバレス(Getty Images)

競技内収入が2%減る中、競技外収入は過去最高の約816億円

2026年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10の10人は、給与、ボーナス、賞金などの競技内収入で合計9億200万ドル(約1430億円)を稼いだ。これは2025年の9億2000万ドル(約1434.18億円)から2%減、2024年に記録した過去最高の9億7800万ドル(約1462.8億円)からは8%減となった。スポンサー契約やその他の事業活動から推定5億1300万ドル(約815.67億円)を稼ぎ、その減少分を補った。この金額は競技外収入として、2021年に記録した過去最高の5億1200万ドル(約814.08億円)もわずかに上回った。

advertisement

競技外で2026年最も稼いだのは大谷翔平で、その額は推定1億2500万ドル(約198.75億円)に上る。フォーブスが過去36年にわたりスポーツ選手の収入を追跡してきた中で、現役中にこの金額を上回ったスポーツ選手は、MMAファイターのコナー・マクレガーだけだ。マクレガーは2021年、自身のアイリッシュウイスキーブランド「プロパーNo.トゥエルブ」の売却を主な要因として、1億5800万ドル(約251.22億円)を稼いでいた。

大谷の収入の大半は企業との大型スポンサー契約から生まれている。契約先には、ファナティクス、ヒューゴ・ボス、ニューバランスなどの欧米ブランドに加え、日本のファミリーマート、伊藤園、セイコーといった企業が並ぶ。

2026年版では41歳が3人ランクイン、平均年齢は過去最高の37歳に達する

大谷は、上位陣の高齢化が目立つ2026年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10で、スペイン出身のゴルファー、ジョン・ラームとともに、上位10人に入った31歳の選手2人のうちの1人でもある。35歳以下の選手は、大谷、ラーム、ボクサーのカネロ・アルバレスの3人にとどまった。上位10人には、いずれも41歳のロナウド、ジェームズ、ハミルトンが入っており、2026年の上位10人の平均年齢は37歳と、フォーブスがこのランキングを記録してきた中で最も高い。

advertisement

2026年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10の平均年齢は、2024年の32歳、2025年の35歳から上昇を続けている。これは、収入上位50人全体の傾向とは対照的だ。上位50人では平均年齢が30歳まで下がっており、ランク入りした選手の半数以上はまだ20代だった。

サウジアラビアからの資金が、ロナウドなどの競技内収入を押し上げ

注目すべきもう1つのトレンドは、サウジアラビアからの資金の流れだ。ロナウドの競技内収入は、2023年にイングランド・プレミアリーグを離れ、サウジ・プロリーグに移籍して以降、3倍以上に増えた。同リーグでプレーするカリム・ベンゼマの年収も1億400万ドル(約165.36億円)に達し、2026年のランキングで8位に入った。ベンゼマも、9桁ドルに上る年俸契約を結んでいる。

ボクシングのアルバレスは、リヤド・シーズンを統括するトゥルキ・アル・シェイクと結んだ4試合契約の一部をすでに消化している。この契約は最大4億ドル(約636億円)規模に上ると報じられている。7位のプロゴルファー、ラームは1億700万ドル(約170億円)を稼ぎ、サウジアラビアが支援するLIVゴルフから報酬を得てきた。その中には、2025年の同ツアー個人総合優勝による1800万ドル(約28.62億円)のボーナスも含まれる。

サウジの政府系ファンド、LIVゴルフへの資金提供を今季限りで停止

サウジアラビアの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は4月、支出削減の一環として、LIVへの資金提供を今季限りで停止すると明らかにした。

中東マネーの流入が完全に止まるわけではない。例えば、メッシはサウジアラビアの観光アンバサダーを務めており、ハミルトンはアラブ首長国連邦(UAE)の通信コングロマリット、e&のプロモーションを行っている。そしてロナウドは、2025年6月にアル・ナスルと新たに2年契約を結んでおり、少なくともあと1シーズンはサウジ・プロリーグで収入を得ることになる。

次ページ > 2026年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10

翻訳=上田裕資

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事