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2026.05.25 15:00

評価額1兆ドルのアンソロピックは「実は割安」かもしれない、OpenAI超えの成長力

Photo Agency - stock.adobe.com

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Anthropic(アンソロピック)は、史上最も高い評価を受ける非公開企業の1社になろうとしている。英フィナンシャル・タイムズの最近の報道によれば、同社は次回の資金調達ラウンドで2025年初頭の年換算収益が10億ドル(約1590億円)強にとどまっていたにもかかわらず、次回の資金調達ラウンドで1兆ドル近くの評価額に達する可能性があるという。従来型のソフトウェア企業であれば、こうした評価は非現実的に映る。

結局のところ、ソフトウェアの売上は一般に従業員数と企業のIT予算によって上限が決まる。

それでもアンソロピックの投資家たちは、同社が従来型のソフトウェア企業ではないことに賭けている。そしてその見立ては、おそらく正しい。

実際の機会は、推定で1兆ドルとされる世界のソフトウェア市場を大きく上回る。AIモデルは、弁護士、アナリスト、エンジニア、コンサルタント、サポート要員が担ってきた業務を、段階的に置き換えつつある。アンソロピックが狙うのは、数兆ドル規模の世界の知識労働市場の取り分であり、企業での導入動向に関する最近の傾向を見る限り、同社は主要な有力候補として地位を固めつつある。

こうした評価額をめぐる議論は、フロンティア・テクノロジーのリーダーの間でも表面化している。

収益への道筋

2025年初頭時点で、アンソロピックの年換算収益ランレートはおよそ10億ドルだった。2026年初頭には140億ドル(約2兆2200億円)へと増加した。2026年5月時点の予測では、450億ドル(約7兆1500億円)に近いとされる。もし年末にそのランレートで着地するなら、2027年に1000億ドル(約15兆9000億円)に到達することも十分に現実的だろう。

この数字の背後にある仕組みを理解することが重要だ。

従来のソフトウェアはアカウント(ユーザー)単位で販売され、売上は主として従業員数に連動する。アンソロピックにとって主要な売上指標はトークン、すなわちモデルが処理するデータ量だ。

主力製品のClaude Codeは、エンジニアリングチームのコード作成やデバッグ、さらには人間の勤務時間に縛られない自律的なコード運用を支援する。24時間365日いつでも稼働する。一度導入すれば、人員を増やさなくとも、1カ月以内に組織の消費量が大幅に増えることがあり得る。SaaSでは売上は従業員数に相関する。AIでは、売上はワークロードに応じてスケールする。

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