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2026.05.25 10:30

グーグル、AIで「検索」が進化 Geminiが探すから購入までの体験をつなぐ

Google I/O 2026で発表された、これからAIが大きく変える「検索」と「ショッピング」の展望を振り返りながら解説する

AIエージェントを安心・安全に使える環境を担保する

もうひとつの重要な基盤がAgent Payments Protocol(AP2)だ。

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エージェントがユーザーに代わって支払いを行う世界では、「AIが勝手に判断して、買ってしまうのではないか」という不安がつきまとう。グーグルはこの課題に対して、境界設定とトレーサビリティという2つの考え方を打ち出している。

ユーザーがブランドや商品、予算などの条件を指定し、その条件が満たされた場合にのみ購入を実行する「境界設定」が可能になる。さらにユーザーと販売事業者、決済事業者の間に検証可能なデジタル上の記録を残すことで、返品やトラブル時にも同じ記録を参照できるようにする。

AIエージェントと小売事業者、決済事業者などが安全かつ円滑に連携するための標準規格となる、Universal Commerce Protocol(UCP)も公開される。初期のパートナー企業も発表した
AIエージェントと小売事業者、決済事業者などが安全かつ円滑に連携するための標準規格となる、Universal Commerce Protocol(UCP)も公開される。初期のパートナー企業も発表した

ショッピングの手順がただ円滑になるだけでは、ここにAIの普及は進まないだろう。むしろ必要なのは、ユーザーがどこまで許可したのか、AIが何を根拠に行動したのか、事業者と決済事業者がどの情報を共有するのかを明確に参照できる仕組みだ。AP2やUCPのテクノロジーに派手さはないが、AIショッピングを実社会に根付かせるうえではどちらも不可欠な仕組みだ。

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この変化は、売り手のマーケティング戦略にも影響を与える。

インターネットショッピングにおける売り手の大きな関心事のひとつは、「検索結果で上位に表示されること」だ。しかしAIモードとUniversal Cartが普及すれば、企業は検索結果の上位表示だけでなく、AIに正しく理解され、比較され、選ばれるための情報設計を練り直す必要にも迫られる。

AIモードにおける検索クエリは通常よりもフレーズが長く、よりニュアンスを含むものになることが予想される。さらに、AIモードではテキストに限らず、画像や音声などのデータも扱える。

こうしたより複雑な検索に対応するために、売り手は商品名やキーワードを整えるだけでなく、商品フィードの品質にもこだわらなければならなくなる。例えば商品を細かく紹介する画像、FAQ、使用シーンのイメージ、配送対応の詳細などAIが商品を理解し、評価するためのデータをリッチにすることが販売成果につながるだろう。

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編集=安井克至

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