スタートアップ

2026.05.25 09:00

OpenAIとAnthropicは、まったく異なる2つのAIビジネスモデルを試している

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S-1提出前に問われるAIの収益性

筆者が1月に2026年のAIの行方を予測した際に述べたように、純粋な規模拡大の時代は、より規律ある段階へ移りつつある。企業の購買担当者は測定可能な投資対効果を求め、過去3年間の「まず作る」という姿勢は、選別的な資本配分に置き換わりつつある。この移行は、両社の財務面の差として表れている。S-1(米国でIPO時に提出する登録届出書)によって実際の数字が機関投資家の前に示されれば、この違いは無視できなくなる。

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Anthropicが2028年までに粗利益率77%へ向かう軌道は、AIインフラよりも企業向けソフトウェアの経済性に近い。IPO時の比較対象として適切なのは、アマゾンの小売事業ではなく、セールスフォースやサービスナウかもしれない。これに対してOpenAIの公開市場向けの説明は、エージェント型AI、つまり複数の手順を自律的に実行するシステムが構造的な突破口となり、同社の消費者向けの到達力を企業向け収益に変えるという見立てに依存している。この見立てには説得力がある。ただし、その転換はまだ大規模には起きていない。一方で、Anthropicの売上成長が速まることで、OpenAIが望む企業価値の基準を確立するための時間は狭まっている。

AIの収益性競争は、知能を提供するコストを、それを展開して得られる売上よりどれだけ早く、どのように下げられるかにかかっている。今週の時点では、この2社のうち一方は、それが可能であることを示した。もう一方は、10年の終わりを超える時間軸で、それが可能になると公開市場の投資家に信じてもらおうとしている。いま市場に差し出されている賭けは、もはやアマゾンの物語ではない。はるかに値付けが難しく、AI投資の未来にとってはるかに重大な賭けなのだ。

forbes.com 原文

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翻訳=酒匂寛

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