スペースXはXを運営していたxAIを2月に買収した。Form S-1ではxAIの運営にかかる莫大なコストも浮き彫りにされている。
2025年にxAIは32億ドル(約5100億円)の売上高と63億5000万ドル(約1兆106億円)の営業損失を計上した。また、2026年第1四半期には8億1800万ドル(約1302億円)の売上高、24億7000万ドル(約3931億円)の営業損失が計上されている。
スペースXはForm S-1の中で今後もxAIにおける「成長と投資を最優先する」と述べており、同社の設備投資額が2025年に前年の42億ドル(約6700億円)から127億ドル(約2兆200億円)へと急増したことを示している。また、2026年第1四半期における設備投資額は77億ドル(約1兆2300億円)に達しており、昨年の数字を塗り替える勢いだ。
2026年初め、Grokの画像生成ツールが実在の人物をモデルにした同意のない性的画像や、子どもを性的に表現した画像の生成と共有に使用されたとして非難が巻き起こった。カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官はこれを受け、「Grokを用いて制作された、同意のない、性的に露骨な素材の拡散」の件でXに対する調査を開始したと発表した。ボンタはxAIについて、「インターネット上で女性や少女を悩ませる、同意のない性的なディープフェイク画像の違法な大量生成を促進している」として非難している。
また、フランスのパリ検察庁はその数週間後、同庁のサイバー犯罪部門がXのフランス本社への家宅捜索を実施したと発表した。パリ検察庁はそれまでにもXのアルゴリズムに関する調査を進めていたが、Grokによる「ホロコースト否認のコンテンツや性的に露骨なディープフェイクの拡散」にも調査対象を拡大した形だ。同社はこれを受け、露出の多い衣服を着た実在の人物の画像を生成することを制限すると発表した。



