スマートフォンやPCでWeb記事を読んでいる最中、画面いっぱいに広告が表示されたり、スクロールの邪魔をされたりして「本当に記事を読ませる気があるのだろうか」と、苦々しい思いをしたことがある人は少なくないはずだ。メディア側にとって広告収入が重要な頼みの綱であることは理解できる。しかし、その表示方法や内容が原因でユーザーに不快感を与え、サイトから離脱されてしまっては本末転倒と言わざるを得ない。読者がデジタル広告に対してどう感じているのか、ポスティングサービスを提供するアトの「広告への印象や行動変容」に関する調査で明らかになった。
それによると、同じブランドやサービスの広告を1日に複数回目にすると不快感を抱く人が過半数を占めることがわかった。具体的には「1日に2〜3回」が34.7%で最も多く、「1日に4回以上」が21.3%と続いている。「1日に1回」の時点で不快に感じ始める10.6%を合わせると、全体の約7割にのぼる人が、日々繰り返される広告表示に対してストレスや嫌悪感を覚えているのが現状だ。

特にデジタル広告に対する風当たりは強い。バナー広告、YouTube動画広告、SNSタイムライン広告といった各デジタルメディアにおいて、それぞれ約8割の人が「非常に不快」または「やや不快」と回答している。街頭ビジョンや雑誌・新聞などのオフライン広告が比較的低い不快感に抑えられているデータと比較すると、デジタル広告特有の性質がネガティブな感情を誘発していることが浮き彫りとなる。




