検索エンジンで調べものをするときによく見るものは何かを聞くと、もっとも多いのが企業の公式サイトだった。そのほか、口コミ・レビューサイト、比較記事・まとめ記事、ECサイトの商品ページ、ニュース記事など(複数回答)。検索エンジンを使う人たちは、企業の公式サイトの情報、つまり一次情報と同時に、口コミやニュースなどの第三者の評価も見て、多角的に判断を行っていることがわかる。そこは、AIによる概要では賄いきれない。

また、検索エンジンの冒頭に示されるAIによる概要を見ずに、検索結果を見るという人も多い。その理由を尋ねると、「AIの要約が正確かどうか不安」、「複数のサイトを見比べて判断したい」、「公式サイトや一次情報に直接アクセスしたい」、「AIの要約は情報が足りないと感じる」などとなった。

検索の目的にもよるだろうが、正確な情報が欲しい場合は、多くの情報を集めて評価を行うというのが検索エンジン派のやり方だ。つまり答えではなく、そのための素材、元ネタが欲しいわけだ。そうなると、AIと検索エンジンは役割が違うことがわかる。
この先AIが飛躍的に発展するであろうことは確実だが、情報の素材集めはAIを介さず直接自分でしたいと考える人が減るとは思えない。両方を上手に使い分けるのが、安心できる検索方法だと言える。そのためにも、検索エンジンは欠かせない。


