北米

2026.05.25 17:00

ベスト25を掲載、フォーブス『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』2026年版

Kevin Brine - stock.adobe.com

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フォーブスは、時価総額の高い米国同族企業(上場済み)25社をまとめた、『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』を2026年版として初めて公開した。その対象には、化粧品ブランド「M・A・C」、朝食食品ブランド「ジミー・ディーン」、害虫駆除サービス「オーキン」を展開する企業などが含まれる。米国の上場ファミリービジネスを時価総額順に見ると、上位にはフォード、ディックス、マリオットといったブランドを支える企業が並ぶ。

米国で10番目に価値が高い上場企業であるウォルマートの時価総額は、1兆ドル(約158兆円。1ドル=158円換算)に達している。エヌビディア、マイクロソフト、バークシャー・ハサウェイなどには及ばないものの、フォーブスがファミリービジネス(同族企業)と見なす「1兆ドル企業」は、ウォルマートのみだ。その理由は、1992年に亡くなった創業者サム・ウォルトンの子孫が、現在も株式の44%を保有し、一族が会長職を担ってきたことにある。この小売り大手は、フォーブス『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』2026年版では首位に立ち、その時価総額は2位の企業のほぼ10倍となっている。

フォーブス『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』2026年版に入った25社には、トランクルームを運営するパブリック・ストレージ、カジノを展開するラスベガス・サンズ、スポーツ用品店のディックスなどが含まれる。フォードの自動車、エスティローダーの化粧品、タイソンの鶏肉といった人気ブランドを支える企業も名を連ねている。各社の本拠地は全米に広がっており、ネバダ州からミシガン州、メリーランド州まで15州に及ぶ。

ウォルマートに次いで価値が高い企業は、時価総額971億ドル(約15.34兆円)のコムキャストだ。同社では、創業者ラルフ・ロバーツ(2015年死去)の息子であるブライアン・ロバーツが会長兼CEOを務めている。ロバーツ家の株式保有比率はわずか1%にすぎないが、同家は現在も議決権の33%を握っている。

フォーブス『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』2026年版で最も歴史が長いのは、ノースカロライナ州に本拠を置く1898年創業のファースト・シチズンズ・バンクシェアーズだ。同社では1935年、長年の従業員だったロバート・パウエル・ホールディングが経営を引き継いだ。現在は、その孫にあたるフランク・ホールディング・ジュニアが会長兼CEOを務めている。フォーブス『米国で最も価値ある上場ファミリー企業』2026年版にはマードック家の企業2社が入った。その2社は、2013年に分社したフォックスとニューズ・コーポレーションだ。

どの企業をファミリービジネスと見なすかを定義するのは簡単ではない。そこでフォーブスは、この分野の専門家5人に助言を求めて調査手法を策定した。この手法は、創業家や一族による株式の保有比率や、経営陣・取締役会への関与のあり方などを考慮するものだ。株式保有比率については、議決権の支配比率が33%を超える場合を除き、最低10%を基準とした。

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翻訳=上田裕資

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