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2026.05.19 11:00

「瀬戸際」ビットコイン価格、2008年並みの危機再来の声

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ビットコイン価格は7万5000ドル付近まで下落し、先週記録した約8万3000ドルの高値から10%近く値を落としている。

下降トレンドに入ったビットコイン市場、下落の瀬戸際で揺れる

そんな中、アナリストらはビットコインが価格暴落の「瀬戸際」にあると警告し、ある伝説的なトレーダーは2008年型のパニックが市場を襲う可能性があると予測している。

FxProのチーフマーケットアナリストを務めるアレックス・クプツィケビッチは、Eメールでのコメントで「ビットコインは価格急落の瀬戸際にある」と述べた。「強気派の勢力が試される局面に近づいている。ここからさらに下落すれば、4月上旬から続いていた上昇トレンドが崩れ、10月から続く弱気相場が終焉するとの期待が打ち砕かれることになる」。

クプツィケビッチは、ビットコイン価格がいったん7万6000ドルの水準を割り込めば、6万ドルに向けた急落もあり得ると警告する。「ビットコインは弱気派の支配下にあるようだ」とクプツィケビッチは語った。「200日移動平均線を上抜けることに繰り返し失敗したため、市場は下降トレンドに入っている。この調整によって過去1カ月半にわたる上昇局面は挫かれた。しかし、前回の局所的な安値を下回るまでは上昇トレンドが完全に崩れたとは言い切れない。市場はまさにその間際で揺れ動いている」。

ヘイズが警告する、AI失業発の2008年型パニック

企業によるAIツールの導入拡大とそれに伴う人員削減が経済に悪影響をもたらすとの声もある。

暗号資産トレーダーのアーサー・ヘイズは、AIによる人員削減が経済を直撃し、2008年のようなパニックが起きる可能性を警告した。先週発表された米労働統計局のデータでは、AIの影響を特に受けやすいとされていた複数の職種において2年連続の大幅な人員減少が記録されている。

BitMexの共同創業者であり、現在はファミリーオフィスのMaelstromを指揮するヘイズは、ポッドキャスト番組『Unchained』の中で、「短期的にはある程度の痛みが伴うだろう」と語った

紙幣の増刷がビットコインの価格を押し上げるか

ヘイズは、AIの急成長によって「すべての凡庸な知識労働者が職を失うリスク」があると述べた。また、ヘイズは5月上旬のブログ記事の中でも、「彼らは消費者ローンの支払いを滞納せざるを得なくなる。法定通貨に基づく部分準備銀行制度はゲームオーバーだ」と述べている(編注:部分準備銀行制度は、商業銀行・信用金庫・信用組合など預金受入機関のほぼすべてに共通する標準的な仕組み)。

ヘイズは『Unchained』の中で、「十分な貨幣が供給されない限り、AIは金融システムを破壊するだろう。だからこそ、政府は常に十分な貨幣を印刷し続けると私は信じている」と述べ、そうした貨幣供給量の増加が結果的にビットコイン価格を大幅に押し上げることになると予測した。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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