7割に届いていないフォロー制度
企業側の対策として期待されるのがフォロー制度だが、勤務先にその制度が「ある」と認識している人は29.6%にとどまった。「ない」(36.3%)と「わからない」(34.1%)を合わせると7割が制度の存在を把握していないか、そもそも存在しないと感じている。

さらに、「上司ガチャ・配属ガチャを感じたことがある」と答えた人は54.4%と半数を超えた。誰のもとで、どこの部署に配属されるかという偶然が、働きやすさと定着率を大きく左右している実感が、広く共有されているということだ。

求められるのは上司以外との複数のつながり
「どんなサポートがあれば辞めたいと思わなかったか」という問いには、「社員同士の交流機会」(17.6%)、「上司以外の相談相手」(16.1%)、「他部署との交流機会」(13.3%)という回答が上位に並んだ。

求められているのは、直属の上司という一点に集中した関係構造ではなく、複数のつながりが張り巡らされた組織の網目だということだ。
新卒の離職問題はずいぶん前から議論されてきたが、「孤独」という要因が数字として浮かび上がってきたことは見逃せない。孤立を防ぐことは、離職を防ぐことでもある。その認識が企業側に広がるかどうかが、次の焦点になっていきそうだ。
【調査概要】
調査対象:20代会社員1000人
調査期間:2026年4月2日
調査方法:インターネット調査


