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世界のトップ企業と富豪たちのランク付けを担当

View Apart / Shutterstock



テック業界で最もキャッシュリッチな企業は、またしてもアップルだった。

ここ一週間でアップルやアマゾン、アルファベット(旧グーグル)、マイクロソフトなど、アメリカを代表するテック企業が好調な第3四半期決算を発表した。市場はテックバブルのリスクが払拭されたと見て株価は急騰し、ウォールストリートは沸いた。しかし、投資家は潜在的なリスクを見逃してはならない。

テックバブルの崩壊に備えて、フォーブスでは最も潤沢に現金を保有している企業を調査し、各企業の総資産に占める現金と短期投資の割合を算出した。前四半期末時点での現金と短期投資の残高が1億ドル(約120億円)以上で、総資産に対する現金と短期投資の比率が25%以上の企業を拾い出してランキングにまとめた。株式相場が下落した場合、手元に多くの現金を保有している企業は、財務的安全性がより高いと言える。また、経済環境の悪化を有利に働かせ、他社が持つ優れたテクノロジーや資産を割安で手に入れることも可能だ。

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ランキングで1位となったのはテック業界の巨人、アップルだ。10月27日午後に発表した第3四半期決算は市場予想を上回る内容だった。その巨大なバランスシートに計上された現金、短期投資、長期投資の期末残高は、2,057億ドル(約24.7兆円)だが、総資産に対する現金及び短期投資の比率は14.3%と、競合企業と比べてはるかに小さい。これは、アップルが手元の資金の大半を長期投資に回しているためだ。

2位のマイクロソフトの現金、短期投資、長期投資の期末残高は1,079億ドル(約12.9兆円)だった。同社はアップルとは異なり、総資産に対する現金と短期投資の比率は55%と非常に高く、他のテック業界の巨大企業と比較しても際立っている。

3位に入ったのは、グーグルの新しい親会社であるアルファベットで、期末残高は674億ドル(約8.1兆円)となっている。アルファベットは、51億ドル(約6,120億円)の自社株買いを実施すると発表している。経費支出を抑制し、キャッシュポジションを高めた同社CFOのルース・ポラットに対する投資家の信頼は増している。他に上位にランクインしたシスコとオラクルも、それぞれ615億ドル(約7.4兆円)と540億ドル(約6.5兆円)と、何れも500億ドル(約6兆円)のベンチマークを突破している。

以下に、フォーブスが設定した、リスクバッファーとしての現金保有基準をクリアしたテック企業トップ10社を紹介する。(企業名/現金、短期投資、長期投資の合計額)

1位:アップル/2,055億ドル(約24.7兆円)

2位:マイクロソフト/1,079億ドル(約12.9兆円)

3位:アルファベット/674億ドル(約8.1兆円)

4位:シスコ/615億ドル(約7.4兆円)

5位:オラクル/544億ドル(約6.5兆円)

6位:ヤフー/339億ドル(約4.1兆円)

7位:クアルコム/315億ドル(約3.8兆円)

8位:EMC/150億ドル(約1.8兆円)

9位:イーベイ/137億ドル(約1.6兆円)

10位:フェイスブック/112億ドル(約1.3兆円)

文=リーイエン・チェン(forbes) / 編集=上田裕資

 

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