スペースXの株式公開が早ければ6月中旬にも実現するとの見通しが浮上している。そんな中、IPO前にポジションを取りたい投資家にとって、規制対象のファンド商品(投資ビークル、投資家の資金を集めて運用する「器」)が複数の投資経路を提供している。どの商品を選ぶかは単なる好みの問題ではない。商品間の違いによって、投資家が当初期待した投資テーマを実現できるか、それとも商品内部の構造的メカニズムによってリターンの相当部分を静かに奪われるかが決まる可能性がある。
スペースXへの投資根拠については別のForbes記事で詳述している。本稿はデューデリジェンスの枠組みである。スペースXや同様の未公開企業へのエクスポージャーを提供するあらゆる商品に対して5つの質問を投げかければ、重要な違いが浮き彫りになる。
すべての投資家が問うべき5つの質問
現在利用可能な主要な規制対象商品は、日次流動性のあるETFから四半期ごとの償還枠を設けるインターバルファンドまで、幅広い範囲にわたる。運用報酬も約4倍の開きがある。外見上似ている2つの商品でも、このページにある質問に正直に答えれば、実質的に異なる結果をもたらす可能性がある。
1. 投資家が実際に支払うコストはいくらか?
総保有コストは最も重要な数字であり、最も誤って報告されやすい数字でもある。
例えば、XOVR(ETFの一種)の運用報酬は75ベーシスポイント(0.75%)だ。市場に出回っている代替的なプライベートアセット商品の中には、その数倍を請求するものもある。このカテゴリーのインターバルファンドであるARKベンチャーファンド(ARKVX)の運用報酬は2.90%で、XOVRの約4倍にあたる。
また、一部のクローズドエンド型ファンド(上場はしているが、ファンド価格が中身の価値とは別に動く閉鎖型ファンド)の構造では、純資産比率ベースで年間総運用費用がそれを大幅に上回ると報告されているものもある。複数年の保有期間では、75ベーシスポイントと2.9%の差は大きい。コストが低いほど、投資家は長期的により多くのリターンを手元に残せる。



