テクノロジー

2026.05.18 08:30

空飛ぶクルマがついに登場──移動のかたちを永遠に変えるかもしれない

Photo by Spencer Platt/Getty Images

SkyDrive SD-05

SkyDrive(スカイドライブ)はスズキの出資を受ける日本の空のモビリティスタートアップである。中国・欧米の大型機とは異なり、SkyDriveのSD-05は、東京、デリー、ジャカルタといった人口過密のアジアの巨大都市で運航できるよう、意図的に極めてコンパクトに設計されている。SkyDriveはさらに、日本の自動車メーカーとの提携を活用し、航空機ではなく自動車製造に近い生産ラインを構築することで、製造の高速化とコスト低減を図っている。

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AutoFlight ProsperityとCarryAll

AutoFlight(オートフライト)は中国に本社を置きつつ、欧州と米国にも拠点を持つ企業で、注目される 2 機種のeVTOLを擁する──旅客機のProsperity(プロスペリティ)と、貨物用のCarryAll(キャリーオール)である。最大離陸重量 1 トン、航続距離200 kmのCarryAll は、本稿で取り上げる中で唯一の貨物用eVTOLであり、すでに輸送・物流の現場で運用されている。同社の狙いは「低空輸送ネットワーク」を構築し、中国の広大な工業地帯にまたがる物資輸送を担うことにある。

そう遠くないうちに、空飛ぶクルマやeVTOL、その他の自律航空機は日常の風景となり、個人の移動、物流、緊急対応、産業利用に日々用いられるようになるだろう。

本稿で紹介したような機体が試作段階から量産ラインへと移行するにつれ、それらが生み出す機会が実際の市場での普及にどう結びついていくのか、輪郭がより鮮明になっていくはずだ。

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そして 1980年代から空飛ぶクルマを心待ちにしてきた、その思いだけで本稿を読んでいる方々へは、ドク・ブラウンの言葉を贈ろう。「道路?われわれの向かう先には、道路なんて要らないさ(Roads? Where we're going, we don't need roads)」。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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