第8空母航空団と「スーパーホーネット」
第8空母航空団に所属する4個の戦闘攻撃飛行隊では現在、運用する全機がF/A-18「スーパーホーネット」となっている。第31、第37、第87の各飛行隊には単座型のF/A-18Eが配備され、第213飛行隊は複座型のF/A-18Fを運用している。
双発のスーパーホーネットは、艦上戦闘攻撃機F/A-18「ホーネット」を改良し機体を大型化した発展型で、現在も米海軍の主力となるマルチロール(多用途)艦上攻撃戦闘機だ。
老朽化したトムキャットと旧型のF/A-18C/Dホーネットに代わる艦上戦闘機として1999年に運用を開始したスーパーホーネットは、旧型と比べて機体が20%大きく、これにより機内燃料積載量が33%以上増加したほか、航続距離は41%、航続時間は50%向上した。大型化したにもかかわらず、部品点数は42%削減された。
双発・中翼の多用途戦術機であるF/A-18E/Fスーパーホーネットは、制空戦闘機、護衛機、偵察機、空中給油機として運用されている。また、近接航空支援、敵防空網制圧、昼夜を問わない精密攻撃も担っており、これは「エピック・フューリー作戦」でもその実力が実証された。
第8空母航空団ではさらに、第142電子攻撃飛行隊(VAQ-142)「グレーウルブズ」が高度な妨害技術を用いて敵の防空網を制圧するよう設計されたスーパーホーネットの電子戦型機、EA-18G「グラウラー」を運用している。また、第124早期警戒飛行隊には全天候型の戦術早期警戒・指揮管制機、E-2D「ホークアイ」が配備されている。
このほか、第40艦隊兵站支援飛行隊はC-2A輸送機「グレイハウンド」を運用し、第9ヘリコプター海上戦闘飛行隊(HSC-9)「トライデンツ」はMH-60Sヘリコプター★「シーホーク」(通称ナイトホークとも)を、第70ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM-70)「スパルタンズ」はMH-60Rヘリコプター「シーホーク」を運用している。
空母ジェラルド・R・フォードがノーフォーク海軍基地に帰還すれば、米海軍の展開記録を塗り替えた長期任務がついに幕を下ろす。母艦の帰港に先立ち、第8空母航空団の残りの部隊も数日中に帰投する見込みだ。


